2018年9月3日 星組 担当:梶川
今日の稽古は花や植物をテーマに行いますと細見さんから。
発声の一言も花にまつわるセリフを。
知らない植物の名前も聞けて興味深いです。
ではワークに入ります。
チームにわかれて紙に書かれた花束を渡すシチュエーションをセリフ無しで表現します。
場所には一人づつ登場していきます。
いつ、どこで、誰が(何歳、社会的立場、関係性)、何のためにがわかるように。
シチュエーション1.母の日のお祝いに
家族という関係、夫婦という関係は伝わり、お母さんが花束をもらうというのはわかって、ただ母の日がむずかしく。
誕生日や結婚祝いかどれだろうと。
確かに家の中での記念日はたくさんあって、違うものとの差別化というか選択肢を潰す作業がいるのかもしれません。
シチュエーション2.退職の祝いに
個人的には退職する人が入ってきて机を触ることで、退職なのだなと伝わりました。
終わりをどうするかで面白さが変わりますねと。
例えばお祝いして送り出したあとに、残った人たちが清々したということにしても面白いかもと。
花にまつわることわざの書かれた紙を引いて、それを表すシーンを作成します。
植物にまつわる動き(種を植える、剪定するなど)を誰かはしてください。
なかなかにストーリーを作るのに難航しているようで、最初は一人でセリフ二言までという制限がありましたが途中で解除して。
それでも立ち稽古が始まるまでに時間を要しました。
というか後半のチームは話し合いが長引いて設定だけ決めて即興になりました。
ことわざ1.枯れ木に花
老女がかっこいい華道の先生にときめいて華道教室に通おうと決め心が若返るというお話。
どういう話かはしっかりわかりました。
そこからどんなことわざかを思いつくのには難しさがあります。
ことわざ2.言わぬが花
前述の通り即興です。
お葬式でいろんな人がお焼香に来ます。
偶然にも誰もセリフを言うのを忘れて。
でも雰囲気ははっきりわかりました。
招かれざる客が来たことはよくわかりました。
旦那さんが亡くなり喪主の奥さんが泣いていて、そこに愛人があらわれる。
言わぬが花は2パターン考えられて。
みなさんが考えたのは他の参列者が奥さんに愛人が来ていることを言わないというパターン。
もう一つは奥さんが愛人だと知りながら何も言わないというパターン。
どちらであれそこから言わぬが花という言葉が導けるかは難しいところです。
ただセリフがないが故に本当に雰囲気は鮮明に伝わりました。
ことわざのワークはなかなか難しかったです。
あるテーマでストーリーを膨らますというのは、また新たなワークになっていくように思います。
細見さんが講師をつとめるもう一つの劇団空いろが公演をします。
その関係で星組は今月はこれでお休みです。
10月にお会いしましょう。