50歳以上の方限定のユニークな劇団活動を紹介します。現在は星組、銀宴、空いろの3劇団で活動しています。それぞれタイプの違う練習を行い、個性ある公演活動を行っています。
聞かなくてもいいセリフ、聞かなくてはならないセリフ

6月22日 村上クラス 担当 飯坂

 

まずはストレッチ(自分が伸ばしたいところを伸ばす体操をみんなでシェアするというおもしろいものです!)、そして頭を柔らかくするための連想ゲームから始まりました。

 

そして次は、村上さんが書いてきた台本『予言者』をチームに分かれて読んでみました。

占いを信じている女と信じていない女のお話です。

この台本の難しい所は、二人の立場が全く違うところ、そして「30秒後に〇〇をする」「1分後に○○が起こる」と予言され、「30、29、28…」とどんどん時間が減っていくところです。

信じている方は相手を信じさせたいし、信じていない方は信じたくない。

30秒後に本当にそんなことが起きるのか?起きたら信じてしまいそう…と、心の揺れ動きがとてもおもしろく、難しいのです。

 

会話を成立させるためには、「聞かなくてもいい相手のセリフ(聞かなくても言える自分のセリフ)」と「聞かなくてはならない相手のセリフ(聞かなくては言えない自分のセリフ)」を見分ける必要がある、と、台本に線を引いて、みんなで考えてみました。

整理してから台本を読んでみると、信じさせたい強さ、信じたくない恐怖、予言されてからのパニックっぷりがとてもよく見えてきました。

 

最後は「スケッチ」というワークをしました。

日常で聞こえた短い会話を覚えてきて、その会話を全く違うシチュエーションに当てはめてみて、短いお話をつくるというものです。

スーパーで聞こえた女子高生の会話を、ゆるキャラとのふれあいの場に当てはめてみたり、地域のサークルで聞こえた会話を幼稚園の先生の会話に変えてみたり、とてもおもしろいものでした。

 

みんなで活発に意見を交わして創作していたのがとても印象的でした。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 20:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
演劇観の共有。

6月15日 村上クラス 担当:梶川


今日の稽古でも脚本が配られました。

と思ったら、脚本ではありませんでした。

脚本の体裁を取りながら、村上さんの演劇観が語られている資料でした。

どういうことかというと、登場人物は村上さんと村上さんの劇団の団員さんで、インタビュー形式で演劇について語っていくといもの。

これを脚本の読み合わせの要領で読んでみんなで共有していきます。

演劇観を稽古を通して口頭で伝えられることはあっても、文字で目にすることはなかなかなくて。

これは新鮮な体験でした。

口頭だと記憶が頼りですから失われることもありますし、メモをしてもその人によって取り方が様々です。

文字なら振り返ることもでき、また口語で書かれているので内容も入ってきやすいです。

書かれている内容について質疑応答をしてさらに理解を深めて共有しました。

後半はセリフのスケッチの創作です。

前回よりも長く創作していて、シーンが銃実してきています。

来週あたり発表でしょうか。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 16:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
お芝居のレシピ。

6月8日 村上クラス 担当:梶川


今日は村上さんから一枚ものの脚本が配布されての稽古となりました。

お姉ちゃんが妹の服を勝手に着て外出しようとして、妹が返してと、姉がアイス買ってくるからと、いらないと言っているが、段々とアイスのグレードが上がって最後には快く妹が姉を送り出す。

脚本の立ち上げを通して脚本についての話が村上さんから。

曰く、脚本は料理におけるレシピだと。

同じレシピを見て同じ食事を作っていても、できあがりは変わってきます。

でも料理としては同じものを作っていると言えるわけで。

食材に関しても卵なら卵でスーパーで売っている卵だろうが、農家で直接買った卵だろうが、そんなことはレシピには

書かれていません。

同じように脚本でもセリフは書かれていますが、それにどんな演技を持ってくるかは書かれていません。

そして大まかにレシピの手順を抑えておけば少々やり方や味付けが違っても料理は完成します。

セリフも扱いとして同じで、意味内容が変わらなければ、少々言い回しが変わってもシーンは成立します。

あくまでも村上さんが脚本演出するときの話で、人によってはセリフを変えないようにと言われることもありますが。

今日の脚本もセリフのやり取りとしてはしっかり書かれているわけですが、大まかなシーンの流れとしては上記の説明のとおりで。

この流れがレシピになるので、この展開さえずれなければ何をどう言うかは柔軟に演じることができます。

何ならこのやり取りは妹が軟化していくところにユーモアがあるわけで、それさえ実現できるならと言うことも言えるかもしれません。

来週も継続してこの脚本稽古が続きます。




Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 14:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
プロットの作り方。

6月1日 村上クラス 担当:梶川


今日は連想ゲームのあとに脚本のプロットの作り方についての座学をしました。

村上さん流の脚本創作術講座です。

良し悪しは横に置いて、とにもかくにもあらすじを作る方法です。

コツはここでは言及しません。

村上さんの講座に参加するなり直接に話を伺ってもらうとして。

基本の話だけここに。

王道、スタンダードの話で行くと物語とは変化のことです。

ジュブナイルストーリーとかがわかりやすいでしょうか。

少年がいろんな冒険を経て成長するということ。

物語のはじめと終わりで少年に変化があるということです。

この変化をどうつけるかというところに物語の魅力があるわけで。

変化をさせるために事件が起こります。

その事件の中で主人公に悩み起きたりや選択が迫られたりで葛藤が生まれます。

その葛藤を何かしらの行動で乗り越えます。

この事件の発生、葛藤、乗り越えるの繰り返しで物語は進んでいき最後に成長して終わるということです。

始まりや事件、葛藤、解決、終わりの一つひとつがプロットの要素になっていきます。

これを簡単に作る方法の提案でした。

また場所と人物について、平田オリザさんの演劇入門からの引用を。

場所にはパブリックとプライベートがあり、半パブリックが物語を作るのに向いている。

人物には場所に対しての内側の人、中間の人、外側の人とあり、3:1:2くらいの割合で配置すると話を進めやすい。

なぜそうなのかという詳しい話は本を読んでいただければ。

脚本術がわかることは役者さんが脚本を読み解く手立てが増えるというこで。

大変興味深い稽古でした。








Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 12:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
どう見られているか。

2018年5月25日 村上クラス 担当:梶川


今日は少人数での稽古となりました。

というわけで人数が少ないからこその稽古というわけで、エチュードをしました。

まずは皆さん紙を三枚程度配られて、10年後の自分への一言を書いていきます。

その後状況と関係性を決めてペアで即興をしてシーンを演じていきます。

足元には先程書いた紙が放ってあります。

シーンを演じていき煮詰まったり新たな展開をしたい場合に紙を拾い書いてある一言をセリフとして発します。

紙を開いたらすぐにそのセリフを言って、相手役は反射で応答してシーンやセリフを成立させます。

他のワークでもそうですが、演技をしていく上で反射能力が高いことは大切です。

またペアを見てどのような二人か関係を想像していきます。

他人からどのように見えているのかを知り、それをしようとすることが大切です。

それこそが演技ということかもしれません。

他人からは思いもよらない風に見られているかもしれません。

つまりは思いもよらない役がでいるかもしれないということですね。

それこそがチャレンジでしょう。


後半はセリフのスケッチのワーク。

今日はセリフを決めての準備まで。

来週にもう少し時間をとってから発表になります。


Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 16:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
セリフを発する下地。

2018年5月18日 村上クラス 担当:梶川

 

準備体操から始まります。

体操といっても決まった体操をするのではなく、円陣になって一人がやったストレッチを全員でまねて隣の人に回していくというもの。

自分の体のことを感じつつ、周りが同じ動きをしているかも感じます。

おなじみになりつつある、連想ゲームをして新しいゲームを。

まずはペアになってお互いに向き合います。

相手の見えたこと、たとえば靴を履いていますねとかシャツを着ていますねとかを交代に言っていく。

見えたものを反射的に言っていきます。

最初は向かい合って止まっていますが、次に動きながら。

そしてさらに四人組でと発展していきます。

四人組では言う順番は決まっていますが、誰のことを言うかは決まっていません。

なので誰かに自分のことを言われたとしても、次が自分が言う番とは限らないわけです。

ここにさらに言った人と言われた人でハイタッチをするというルールが追加されます。

このワークは実はとても実践的です。

セリフというのは脚本に書かれたことを発するので、とても重要で意味のあることのように思われます。

そういうことも確かにありますが、会話のやり取りを再現している脚本を扱う場合には普段の会話を基調とするため、当たり前のことを当たり前にしゃべっているセリフになることが多いです。

つまりセリフは目の前に見えていることを言っているということと同程度の重要性でしかありません。

セリフの意味内容よりは、どんなテンポでやりとりしているか、反射的な即興的なやり取りになっているか、どんな動きの中で、体の状態で話しているかのほうが舞台の演技では伝わってい来ることが増えます。

さらには実際の舞台では今回のハイタッチのような演出からの特別な動きの指定であったりが加わって作品を面白くしていきます。

舞台でセリフを発する下地作りがなされていきました。

 

後半はセリフのスケッチの創作です。

最後に発表をし感想を共有しセリフの元ネタの種明かしをしました。

元ネタからは全く違う話になり、しかもよりユーモアにあふれた作品に仕上がっていました。

次はどんなセリフから創作になるのか楽しみです。

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 16:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
セリフのスケッチ、始まる。

5月11日 村上クラス 担当:梶川

 

GWを休みまして、二回目の村上クラスです。

前半は名前を覚えるためのゲームをして親睦を深めていきます。

後半は宿題になっていた日常のセリフのスケッチのワークにはいりました。

みなさんのスケッチを発表します。

発表に際しては聞いてきたセリフを音としてできる限り正確に再現します。

例えば「それとって」の後にすぐ「うん」と答えるのと少し間をとって「うん」というのはニュアンスが変わってきます。

その辺りも留意しながら2チームにわかれてセリフからシーンを立ち上げていきます。

取り上げるセリフは以下のふたつ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

シュシュしたか、してへん、いつも言うてるやろ 迷惑かかるって、自分ではわからへん

 

かわいそうやろ、ふつうやもんな 今日もまた

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

シチュエーションはスケッチした以外の人たちで決めていきます。

スケッチした人はそのセリフの再生機に徹して、ある程度シチュエーションが決まってから話に参加します。

面白くなりそうな場所と人物を決めて、配役までいければ。

今日はチームごとの話あいで時間となりました。

面白い話にしようとするので、なかなかに盛り上がった話あいとなっていました。

さて、どんなシーンとなっていくでしょう。

次週に続きます。

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 17:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
日常のセリフのスケッチと水平思考。

2018年4月27日 村上クラス 担当:梶川

 

初稽古でございます。

知り合い同士も含まれつつ、初対面ですから名前を覚えたり人となりを知り合うためのゲームを時間をかけておこないました。

円陣になって名前を呼び合って場所を交換、連想ゲームで場所を交換、他己紹介。

少しずつ打ち解けて、この集団でのチームワークができあがればと思います。

 

今日のメインのワークは「日常のセリフのスケッチ」でした。

脚本創作の糧にするためのワークとなります。

ルールについての説明の紙が配られましたので、以下に引用です。

 

・生活してる中で聞こえてきた2、3のやりとりをスケッチしてきてください。
・やりとりを音楽的な感覚で覚えてください。
・録音しないで、自分の頭で記録してください。多少のメモは可。
・場所、シュチュエーション、どういう人が会話していたかなどは、秘密でお願いします。
・自分が参加している会話だったり、電話の会話、メディアで繰り広げられてた会話以外でお願いします。
・このスケッチから、ユニークなキャラクターや場所などを考えていこうと思います。

 

もちろん今日はみなさんからのスケッチされたセリフはないので、これまでに村上さんがスケッチされたセリフでワークを進めます。

セリフは以下の通り。

 

うち、2パーの女やで。2パーの女に作らす気。

うち45パーやで。

じゃあ45パーが作って

 

2パーの女ってなんだ?

とても気になります。

このセリフに刺激されて秘密にされている場所、状況、人物を妄想していきます。

チームに分かれて話し合い、一番面白そうな妄想をシーンとして立ち上げ演じます。

 

出来上がったシーンは以下の二つです。

 

場所:電車/状況:ニューハーフの二人組がかっこいい男性を見つけた/人物:ニューハーフの二人、かっこいい男性、乗客

→2パーの女はそのまま2パーセントだけ性転換の処置をしていると。ちなみに2パーの女は男性が演じました。

 

場所:喫茶店/状況:アラフォーの残念な女性たちが合コンを開こうとしている。/人物:残念な女性4人とウエイター

→合コンを開くには男性を呼ばないといけないわけですが、その男性を呼べる成功率が2パーだ45パーだと話し合っています。

 

何気ないセリフも妄想を広げると思いもよらなかったシーンを立ち上げることができます。

水平思考クイズに似ています。

最初の条件と結果だけの書かれた問題文から質問を重ねることによって間の物語を導き出す水平思考クイズ。

つまりはその時のセリフだけが書かれていて、隠されている場所、状況、人物、つまりは物語を導き出すということです。

次回の稽古は再来週。

みなさんにはベストワンのセリフのスケッチを稽古場にもってくる宿題がでました。

さて、どんなセリフが集まるでしょうか。

楽しみです。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 17:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
人それぞれの尺度。

2018年4月13日 村上クラス 担当:梶川

 

今日はものの大きさで自己紹介をするゲームから始まりました。

まず人数分の数字のふってある紙をひきます。

数字の大小がモノの大小となります。

テーマを変えて3回おこないました。

趣味、仕事、ペット。

ゲームの目的としては、たとえば12人いる中で6番の紙をひいたとします。

ならば大体全員のうちで真ん中になるくらいの大きさのモノを自分の趣味で扱うものや仕事で作り出すモノやペットになるように決めます。

決めたらみんなと自己紹介をしあって、名前とモノを発表しあいます。

それを聞いてお互いに数字が近そうだなと思えたらペアになって座ります。

最後まで残ってしまうと明らかに小さいものと大きなものでペアにならざる得なくなって、早い決断力も問われます。

数字から考える大きなものも人によって違います。

1をひいて小さなペットとしてハムスターに決めてたら、2を引いた人がカブトムシとしていてさらに小さくなるかもしれません。

そして真ん中あたりの数字はそれが特に顕著です。

比較的に明確な大きさでさえ人によって違ってきます。

演技ということになれば、これはもっと問題になってきます。

よく言われるのは形容詞について。

きれいと言ってもどういうことをきれいというかは人によって本当に違います。

感情もそうです。

悲しみとはどういうことなのか、どうすれば悲しみが表現できるのか、なかなか難しい課題です。

そういった曖昧な抽象概念で演技しないという選択肢もありますが、人それぞれ違うということを踏まえたうえで、その分かり合えなさをどうすり合わせていくか。

それこそが演劇創作の醍醐味かもしれません。

 

続きまして円陣になって単純にハイタッチをうまくするということにチャレンジしました。

村上さんいわく、日本人はハイタッチがうまくないと。

なので単純にうまくハイタッチをするにはどうしたらいいかやってみましょうと。

呼吸を合わせるとうまくいっている気もしますが、それだけでもいけないような。

何がうまくいく条件なのかはわかりませんが、うまいと思う瞬間があります。

何がうまいかはわからないけれど、それが何かをみんなで探る。

これもまた演劇の創作に通じるものだと思います。

 

前回のプールに続き、今日は家族になりたいという脚本のオープニングをグループにわかれて立ち稽古しました。

舞台はスナックです。

一回目の発表を終え村上さんからコメント。

カラオケを歌っているところから始まりますが、何でもいいので思いっきり歌を歌ってください。

また脚本には書かれていませんが店の人は合いの手をいれたり、接客のときに普通に言いそうなことは言ってみんなでスナックの雰囲気を作ってください。

そんなことをふまえもう一度立ち稽古から発表へ。

4グループありましたが、4通りのキャラクターが生まれました。

 

体験講座は本日まで。

さて、みなさん入団はいかがでしょう。

前向きにご検討ください。

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 15:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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