50歳以上の方限定のユニークな劇団活動を紹介します。現在は星組、銀宴、空いろの3劇団で活動しています。それぞれタイプの違う練習を行い、個性ある公演活動を行っています。
会話解体新書。

2018年9月7日 村上クラス 担当:梶川

 

今日の講師は男肉ドソレイユの高阪さんです。

村上さんの芝居に出演されたり、東山青少年活動センター企画のビギナーズユニットで村上さん演出の時に演出補をされていたとのこと。

稽古の時に例えばという感じでちょっとした演技をされるわけですが、なんとなく村上さんが好きそうな演技なんだろうなというのがよくわかりました。

例示されたちょっとした演技を記憶に留めておきたいものだと思いました。

さておき、稽古は前回渡された脚本を使っていかに書かれたセリフをおしゃべりのやり取りにしていくかということがテーマでした。

脚本を持っているので難しいですが、それでも相手を見ながらセリフを言う。

普段の会話を自分なりに分析して、どんな風に発話が起こってきているかを考える。

少なくとも相手がしゃべりきって無意味に一拍おいてから(意味があって考えたり思い出したりで一拍置くことはあります)話し始めてはいないはずだ。

人はおしゃべりをする時に言葉を発することをしながらも相手の反応を伺っていたり、相手が話をしているときも聞くということで自分の中で発話が生まれています。

相手のおしゃべりの中で興味のあることが出てきてしゃべりたくなったら、その時点で発話の準備は終わっています。

あとは関係性によって相手の話終わりを待つか待たないかはありますが間髪入れずおしゃべりは続いていきます。

実は会話を主にした演技というのはセリフをしゃべっているときは(語弊はありますが)比較的どうでもよくて、しゃべっている相手をどう聞くか、どんな体の状態でどんな反応ができるかが面白さにつながります。

稽古終わりのまとめで会話劇なんてできるかしらという方もいましたが、大丈夫です。

だって普段会話ができているのですから。

人がどんな風に会話しているのか。

生活の中で少し俯瞰して自分の会話や周りの会話を聞いてみるのも面白いかもしれません。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 17:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
プレ脚本配布!!

8月31日 村上クラス 担当:梶川

 

音楽と人生その3となるかと思いきや、なんと先週の思い出のエピソードをもとに村上さんが脚本を書かれてきました。

はやくも公演に向けてのプレ脚本となります。

タイトルは「犯人探し〜他人の関係より(仮)」。

仮タイトルです。

40年前のとある事件の犯人を探し出すというお話です。

ミステリーのような書き口で説明していますが、その事件に関わった人たちがあまりにも昔の話であんまり覚えていなくて、思い出が食い違ってヤキモキするというコメディータッチの仕上がりになっています。

先週、みなさんが音楽にまつわるエピソードを思い出し思いだし語られている姿が村上さんにとって印象的だったらしく、脚本の中で昔を思い出している瞬間が多々あります。

またコメディータッチというのは、軽妙なセリフからきています。

この軽妙なセリフを自然にテンポよくラリーしていく。

またコミュニケーションにおいて、人は本音と建て前というのがあって、重い話こそ軽くしゃべりがちです(時と場合によりますが)。

脚本として文字で重そうな話題のセリフを読むと重く話さねばとしてしまいますが、そこを日常感覚で読み解き逆に軽く明るくしゃべることでも、セリフの軽妙さが担保されています。

今日はこの脚本を読み合わせることを繰り返しました。

セリフの頭で間が取られたり、誰に向けたセリフかが分かりにくかったり。

まずは書かれたセリフを口から発するおしゃべりにしていくワークがおこなわれていきそうです。

来週から二週間は村上さんがお休みで代講になります。

男肉ドソレイユという団体で俳優をしている高阪勝之さんに講師をしていただきます。

さて、どんなワークとなるでしょう。

とても楽しみです。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 18:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
音楽と人生 その2

2018年8月24日 村上クラス 担当:梶川

 

前回の宿題だった人生をいろどる音楽を一人ずつ発表していきました。

介護施設の心理療法のひとつでグループ回想法というのがあります。

昔の道具や写真を持って来たり、テーマを決めて思い出話を語ったり聞いたりしてグループで盛り上がっておしゃべりをする方法です。

思い出を呼び覚ますことが脳の記憶をつかさどる部分を刺激し認知症の予防になったり、自分の人生を振り返り他人に承認されたり新たな価値を見出すことで自己肯定感を高めることが期待されます。

音楽をテーマにグループ回想法をおこなっているようだなと、傍から見ていて感じました。

とても和やかな座談会という感じです。

とはいっても、単に思い出話を語り合って楽しんでいるわけではありません。

この座談会は本番作品の創作のためのリサーチなのです。

音楽から導き出されたエピソードを盛り込んでシーンを生み出すことを目指しています。

思い出の話を聞くことでその人の人となりが伝わってきたりします。

ということはその人となりの感じが作品のキャラクター創作にも役立っていくように思います。

もちろん語られたエピソードも魅力的です。

ポイントは時系列に並べられているということ。

その人の人生の順番はつまり成長につながっているわけで。

その時に選ばれた音楽の感じが、その時の成長段階をも表しているのかもしれません。

キャラクターが成長していくということは、物語を作るうえで大事な要素になります。

思い出話を語ることは、案外に楽しくてあっという間に時間が過ぎます。

まだ語っていない方もいるわけで。

来週も続きそうです。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 16:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
音楽と人生。

2018年8月17日 村上クラス 担当:梶川

 

赤いスイートピーの創作が続きます。

赤いスイートピーも続いています。

続・赤いスイートピーという曲もありました。

 

アルバムの最後の
色あせた押し花が 
海辺に誘うの 
駅員に頼んで 
写真撮ってもらった
同じベンチで 
あなたがいないだけ 
赤いスイートピーの
花が咲く季節がまた来るの 
もしも強引に
この腕をつかんで生きてくれたら 
続いてるの? 
幸福な結婚してると聞いた時 
何故かほっとした 
優しいあなたには
優しい人がいい 
女らしくておとなしい人が 
赤いスイートピーの花ひとつ
髪へと飾るのよ 
少しおとなびた私を 
あなたに見せたいけれど 
無理な夢ね 
きらめく砂をけって 
未来へ翔けていた 
あの日に戻れるなら 
すべて失くしていい 
赤いスイートピーの 
花が咲く季節が哀しいのよ 
もしもわがままを言わずに
生きれば
運命はちがったの

 

やはり別れの曲でしたね。

ちなみに赤いスイートピーのB面が制服という曲。

 

卒業証書抱いた
傘の波にまぎれながら
自然にあなたの横
並ぶように歩いてたの

四月からは都会に
行ってしまうあなたに
打ち明けたい気持ちが・・・

でもこのままでいいの
ただのクラスメイトだから

失うときはじめて
まぶしかった時を知るの

真っ赤な定期入れと

かくしていた小さな写真(フォト)

セーラー服着るのも

そうね今日が最後なのね

テスト前にノートを
貸してくれと言われて
ぬけがけだとみんなに
責められた日もあるわ

ただのクラスメイトなのに

失うときはじめて
まぶしかった時を知るの

桜が枝に咲く頃は
違う世界でひとりぼっちひとりぼっち

生きてる

雨にぬれたメモには
東京での住所が…
握りしめて泣いたの

そうこのままでいいの
ただのクラスメイトだけで

失うときはじめて
まぶしかった時を知るの

 

すべて作詞は松本隆さん。

三曲並ぶとなんとなく世界観が見えてくる気がします。

創作にあたって歌詞の物語世界を描くこともできますし、外側から俯瞰するように創作することもできます。

例えば赤いスイートピーをカバーすることになったバンドの話にするとか。

曲を小道具のように使って物語を作るとか。

毎週、みなさんから執筆された脚本が提出されます。

きっと来週も何かしらの脚本が届きそうな予感がします。

そして今日はもう一つ宿題が。

村上さんのこれまでの人生を彩った曲の表が配られました。

その表は年代順で曲名、アーティスト、それにまつわるエピソードという構成です。

みなさんの人生によりそった音楽を表にしてくださいとのこと。

赤いスイートピーを決めるときは誰もが親しみのある曲ということで選びました。

今回は自分にとって大切な曲を選びます。

さてどんな曲が出てくるでしょう。

そしてみなさんそれぞれ、どんな風に一緒でどんな風に違うのでしょう。

来週が楽しみです。

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 15:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
検証 赤いスイートピー

8月10日 村上クラス 担当:梶川


先週からの続きでテーマソングから小作品を作ります。

まずはどの曲にするかです。

ちょっとした脚本をかかれてきたり。

歌詞とコードの書かれた紙を用意されたり。

そしてミニギターが稽古場に。

めぼしい曲をみんなで歌ってみたりしました。

ミニカラオケ大会です。

さておき、課題曲は赤いスイートピーに。

歌詞は以下。


春色の汽車に乗って海に連れて行ってよ
煙草の匂いのシャツにそっと寄りそうから
何故知りあった日から半年過ぎても
あなたって手も握らない
I will follow you あなたに
追いてゆきたい
I will follow you ちょっぴり
気が弱いけど
素敵な人だから
心の岸辺に咲いた赤いスイートピー

四月の雨に降られて駅のベンチで二人
他に人影もなくて不意に気まずくなる
何故あなたが時計をチラッとみるたび
泣きそうな気分になるの?
I will follow you 翼の
生えたブーツで
I will follow you あなたと
同じ青春
走ってゆきたいの
線路の脇のつぼみは赤いスイートピー

好きよ今日まで
逢った誰より
I will follow you あなたの
生き方が好き
このまま帰れない帰れない
心に春が来た日は赤いスイートピー


この歌詞の世界を創作するか、外側で俯瞰しながら創作するか。

どんな話にするかの選択肢はたくさんありますが。

まずはみんなで歌詞の解釈から。

と簡単に言いましたが、これが難題。

前向きなのか後ろ向きなのか、それすらもわかりにくい。

ネットで検索したらいろんな解釈が出てきました。

若者の恋という感じはしていて、その年代特有のどっちつかずな感じはします。

そういえば曲も明るすぎず暗すぎず。

なんだかこのどっちつかずと言うのがキーな気がします。

いかがでしょうか。


Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 16:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
緊急性についての再考。

7月27日 村上クラス 担当:梶川

 

久しぶりに連想ゲームに参加しました。

与えられた言葉から三つ連想してほかの人に渡すというルールに進化していて。

そして言葉は名詞(単語、動詞や形容詞は不可です)という制限も加わっていました。

例えば、赤と与えられて、「赤、夕日、太陽」と直前の言葉に対して連想をつなげていきます。

これがなかなかに難しい。

三つ目が躓きますね、えぇっととなってリズムが狂います。

または三つ目の連想が二つ目ではなく、一つ目の連想になってしまう(白、雪、雲とか)。

発想の反射神経が鍛えられるのがよくわかりました。

 

さて、引き続き姉妹の脚本を稽古し発表し、それぞれの発表に対しての感想や村上さんからの講評を聞きました。

立ち位置や動きのことが課題として共有できたのではないかと思います。

緊急性ということにこだわっての稽古だったわけで、稽古後に緊急性と目的や動機づけについての違いを村上さんに聞いてみました。

同じことを指しているとのこと。

しかし、緊急性となると何かに追われている状況となるので、行動を生み出しやすいという効果があると。

この動きを生み出すということに村上さんはこだわりがあるのだということはすでに感じていて。

以前、脚本の書き方講座を稽古でされた時にも、どう始まるかを決めた後の展開は役柄が行動を起こしやすい事件を考えるといわれていたように記憶します。

舞台は限られた空間でのパフォーマンス表現なので、動きを生み出さないと伝わらないし面白くないという考えがあるように感じます。

確かに目的や動機では動きにまで至りませんが、緊急となると動かざる得ないわけです。

他の言い方をするなら、目的があってもそれに至る動きの選択肢は無数にありますが、緊急であるならすでに選択は終わって決定された動きが始まっているのです。

行動を決定することがイコール演技ということでという考えです。

無数の選択の前で葛藤することでも物語はつむげます。

ここからはもう、その人の人生観に関わってくるように思いますが。

村上クラスでは決定し行動することを重視していくのではないでしょうか。

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 18:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
役柄の緊急性。

2018年7月20日 村上クラス 担当:梶川

 

三週間ぶりの講座です。

前回でセリフのスケッチが一区切りつきましたので、今日は以前に扱った姉妹の脚本を再び。

あらすじ。

お姉ちゃんが妹の服を勝手に着て佐藤さんに会うために外出しようとして、妹が返してと、姉がアイス買ってくるからと、いらないと言っているが、段々とアイスのグレードが上がって最後には快く妹が姉を送り出す。

前回は脚本はレシピであるという話をしましたが、今回は役柄の緊急性について。

ほかの言い方で行動の動機や目的というのが私にとっては聞きなれた感じかなと思いつつ。

緊急性だと、そこに事件性が内包されているように感じられ、役柄が動かざる得ない強さを感じます。

行動の動機と言ってしまうとその行動の結果に対してさかのぼって原因がなんだったかを後付で考えてる印象です。

緊急性となれば理由ではなくただ行動がそこにある印象。

あくまで印象なので、村上さんが示唆したいこととは違うかもしれませんが。

さておき、姉の緊急性は佐藤さんを待たせていること、妹の緊急性は服を姉に着られたくないということ。

物語の進行として以下のようなグラフが描けます。

上の軸が姉の緊急性が達成される側、下の軸が妹の緊急性が達成される側です。

なので姉は上に向かいたいという行動が導かれますし、妹は下に向かいたいという行動が導かれます。

物語の面白みとして軸が移動するところをどう描くかがポイントになります。

なのでまずは出かけようとする姉を明確に引き留めて、これはどうしたって出かけられないねという状況は作り出すことが肝要です。

この出かけられなさが明確であればあるほど、つまりは軸の間の落差があって、これは出かけられないだろうとみている側に思わせられればられるほど、出かけらるようになるのがとても劇的で面白いということです。

簡単に姉と妹の緊急性を佐藤さんを待たせていると服を着られたくないとしましたが、軸の距離を離すということだけを考えるなら、脚本には書かれていませんが、佐藤さんは長く入院していて、病院から急いできてくださいと連絡があり急がないと死に目に会えないということだと姉はかなりの緊急性ということになります。

これを出かけさせないという状況に持っていくのはかなり至難の業で、妹にとっての服への思い入れがかなり強いものにしないとなりません。

似通っていますが、大切な人の形見の服だとしたらどうでしょう。

お互いが相手の状況はわかりあっているから脚本のセリフとしては何も言わないのですが、演じる役者がそういう状況のつもりで演じ行動するとどうなるでしょう。

そもそもの脚本や演出が求めているものではないので、いくら落差があるからと言ってこの例えの緊急性が良いとは言えないのですが。

緊急性の扱い方によって同じ脚本でも全く違う作品として創作することが可能だということです。

その役柄の緊急性はなんですかという問いかけがこれから何度もされることでしょう。

都度つど、面白い緊急性を見つけられればと思います。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 16:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
聞かなくてもいいセリフ、聞かなくてはならないセリフ

6月22日 村上クラス 担当 飯坂

 

まずはストレッチ(自分が伸ばしたいところを伸ばす体操をみんなでシェアするというおもしろいものです!)、そして頭を柔らかくするための連想ゲームから始まりました。

 

そして次は、村上さんが書いてきた台本『予言者』をチームに分かれて読んでみました。

占いを信じている女と信じていない女のお話です。

この台本の難しい所は、二人の立場が全く違うところ、そして「30秒後に〇〇をする」「1分後に○○が起こる」と予言され、「30、29、28…」とどんどん時間が減っていくところです。

信じている方は相手を信じさせたいし、信じていない方は信じたくない。

30秒後に本当にそんなことが起きるのか?起きたら信じてしまいそう…と、心の揺れ動きがとてもおもしろく、難しいのです。

 

会話を成立させるためには、「聞かなくてもいい相手のセリフ(聞かなくても言える自分のセリフ)」と「聞かなくてはならない相手のセリフ(聞かなくては言えない自分のセリフ)」を見分ける必要がある、と、台本に線を引いて、みんなで考えてみました。

整理してから台本を読んでみると、信じさせたい強さ、信じたくない恐怖、予言されてからのパニックっぷりがとてもよく見えてきました。

 

最後は「スケッチ」というワークをしました。

日常で聞こえた短い会話を覚えてきて、その会話を全く違うシチュエーションに当てはめてみて、短いお話をつくるというものです。

スーパーで聞こえた女子高生の会話を、ゆるキャラとのふれあいの場に当てはめてみたり、地域のサークルで聞こえた会話を幼稚園の先生の会話に変えてみたり、とてもおもしろいものでした。

 

みんなで活発に意見を交わして創作していたのがとても印象的でした。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 20:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
演劇観の共有。

6月15日 村上クラス 担当:梶川


今日の稽古でも脚本が配られました。

と思ったら、脚本ではありませんでした。

脚本の体裁を取りながら、村上さんの演劇観が語られている資料でした。

どういうことかというと、登場人物は村上さんと村上さんの劇団の団員さんで、インタビュー形式で演劇について語っていくといもの。

これを脚本の読み合わせの要領で読んでみんなで共有していきます。

演劇観を稽古を通して口頭で伝えられることはあっても、文字で目にすることはなかなかなくて。

これは新鮮な体験でした。

口頭だと記憶が頼りですから失われることもありますし、メモをしてもその人によって取り方が様々です。

文字なら振り返ることもでき、また口語で書かれているので内容も入ってきやすいです。

書かれている内容について質疑応答をしてさらに理解を深めて共有しました。

後半はセリフのスケッチの創作です。

前回よりも長く創作していて、シーンが銃実してきています。

来週あたり発表でしょうか。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 16:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
お芝居のレシピ。

6月8日 村上クラス 担当:梶川


今日は村上さんから一枚ものの脚本が配布されての稽古となりました。

お姉ちゃんが妹の服を勝手に着て外出しようとして、妹が返してと、姉がアイス買ってくるからと、いらないと言っているが、段々とアイスのグレードが上がって最後には快く妹が姉を送り出す。

脚本の立ち上げを通して脚本についての話が村上さんから。

曰く、脚本は料理におけるレシピだと。

同じレシピを見て同じ食事を作っていても、できあがりは変わってきます。

でも料理としては同じものを作っていると言えるわけで。

食材に関しても卵なら卵でスーパーで売っている卵だろうが、農家で直接買った卵だろうが、そんなことはレシピには

書かれていません。

同じように脚本でもセリフは書かれていますが、それにどんな演技を持ってくるかは書かれていません。

そして大まかにレシピの手順を抑えておけば少々やり方や味付けが違っても料理は完成します。

セリフも扱いとして同じで、意味内容が変わらなければ、少々言い回しが変わってもシーンは成立します。

あくまでも村上さんが脚本演出するときの話で、人によってはセリフを変えないようにと言われることもありますが。

今日の脚本もセリフのやり取りとしてはしっかり書かれているわけですが、大まかなシーンの流れとしては上記の説明のとおりで。

この流れがレシピになるので、この展開さえずれなければ何をどう言うかは柔軟に演じることができます。

何ならこのやり取りは妹が軟化していくところにユーモアがあるわけで、それさえ実現できるならと言うことも言えるかもしれません。

来週も継続してこの脚本稽古が続きます。




Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 14:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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