50歳以上の方限定のユニークな劇団活動を紹介します。現在は星組、銀宴、空いろの3劇団で活動しています。それぞれタイプの違う練習を行い、個性ある公演活動を行っています。
動きから即興でシーンを作る。

2月6日 銀宴 担当:梶川

 

二週のお休みを挟んで久しぶりの稽古です。

前回に引き続き、行動の書かれた紙を引いての即興です。

全員での即興をやってみて、少し混乱したので2チームに分かれて再度。

なんとなくシーンの骨格が見てて来たところで田辺さんからのアドバイスが入ります。

同じメンバーで同じ行動で、事前に打ち合わせをしてから演じてみます。

打ち合わせでは、それぞれのキャラクターの関係を整理されていきます。

痴呆役を演じる女優と監督のシーンとホームレスが星になるシーンができました。

即興を積み重ねてできたシーンですが、なかなか見ごたえがありました。

脚本芝居をメインに本番の創作を進める銀宴にとって、即興でシーンを創作できたというのはとても重要なことに感じました。

これが来週どう発展するか楽しみです。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 19:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
人類の進化と演技。

1月16日 銀宴 担当:梶川

 

今日は写真からシーンを立ち上げるワークをしました。

橋の上でたばこを吸う男のいる写真。

まずは写真を見て、ここに登場してきそうな人物を想像して発表します。

今日の参加人数分、6人の登場人物が提案されました。

では、その6人がどんな人物かという特徴についてのアイデアを出し合います。

これで場所と時間と登場人物が決まりました。

それぞれが何役を演じるかと登場順、また提案された特徴のアイデアの中からどんなキャラクターにするかを決めて、一分ごとに登場して即興で演じていきます。

セリフがありで演じるわけですが、できれば誰かとやり取りをしたいし、自分がどんなキャラクターなのかも伝えたいわけで。

なんとなくセリフがどんなキャラクターかを説明することに重点が置かれがちになりました。

ということで、次はセリフをしゃべらないで。

また無理に別のキャラクターとかかわる必要もなくして、つまりは日常ではそんなに発話するきっかけはないわけで。

途端にシーンに情緒というか、ある種の雰囲気があふれました。

休憩をはさんで、田辺さんから、いろいろな行動の書かれた紙が準備され、それをみなさん引いていきます。

自分の演じるキャラクターとは程遠い行動もあるわけですが、そこをどうにか引き寄せるところに創造の面白みがあります。

脚本があると、そのセリフに縛らて目の前に書かれているそのことを演じようとしてしまいがちです。

ではなくて、目の前にない何かを想像して演じてみることによって生まれる豊かさもあります。

人間が他の類人猿を退けて進化した理由を目の前にないものを想像できる力があったからだとする仮説があります。

そして、進化の話として遺伝子という考え方がありますが、これに類推する概念として同じように文化の進化の仕方にも適用した模倣子(meme/ミーム)という概念があります。

ある思想や情報や習慣が遺伝子と同じように人と人のコミュニケーションを通して広がっていく。

実際に触れることのできない情報というものを共有することが人類の進化につながっている。

なんとなく似通った説だなと感じてしまいます。

演劇の中に目の前にないことをいかに生み出すかということがあり、人類進化の要因としてもこのことが重要な意味を持っているというのがとても興味深くあります。

今日の銀宴の稽古もその一端に触れたものだったように思いました。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 20:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
自殺コント。

1月9日 銀宴 担当:梶川

 

コント脚本が配布されての稽古です。

以前に漫才を文字起こししたものを題材に稽古をしました。

実際に漫才をしている映像を見てやりとりをトレースするという稽古をしました。

今日はどちらかというとシーンスタディに近いものでした。

コントの内容は自殺したい人が樹海に来るが、そこには受付があって首をつる木を案内しているという話。

自殺者はそこに受付があることも知らなければ、そこで自殺するための段取りについてもわかっていない。

対して受付の人は仕事で行っていて、最近では自殺が増えているということで自殺者に対する扱いが手馴れている。

受付の人に振り回される自殺者という構図をまずは作る必要があります。

受付がボケで自殺者がつっこみとして、自殺者の視点が観客の視点と同化していければ。

いかにすれば役柄の対比が明確になるかの稽古でした。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 15:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
稽古おさめ。

12月26日 銀宴 担当:梶川

 

年末です。

いよいよ今年最後の稽古でした。

今やっている脚本のシーンスタディーも終了です。

年明けからはまた新たな稽古になります。

次回公演の脚本は3月ごろに完成の予定。

本番への準備をそろそろ始めるころあいでしょうか。

みなさんは稽古後に忘年会に行かれたようで。

年を忘れ、ゆっくり休んで心機一転で新たな創作に入りましょう。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 16:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
脱線の効果

1219 銀宴 担当 土井

今日は25ページ後半から28ページ(28ページ前半一部を除いて)を前半、後半に分け、丁寧に掘り下げて稽古しました。4名だったので田辺先生が父親の台詞を読みます。

 

一度読み合わせた後は、立ち稽古に入ります。

舞台中央にテーブルが設えられています。架空ですが窓や仏壇、奥にキッチンに続く襖があります。それらの位置や大きさ、距離についての認識を共有しましょう。皆の視線が同じになれば、仏壇は単なるモノではなく、そこに亡くなった人が座っているように感じます。

テーブルに寄ったり離れたりする動きのリズムの変化だけで、心境が読み取れます。

4人が襖の向こうに居る人にそれぞれの思いを馳せ、襖を見やります。

何も語らないモノを見たり触ったりすることで何かを表現しています。

 

お茶をだす、出された茶を飲む・・・ト書きの動作に気をとられると台詞のタイミングがうまくいきません。「飲み干す」とありますが、急須で出てくるのにこれはぬるいお茶なのか?という疑問が生まれました。

言葉にならない言葉が隠されています。そこに台詞がない「意味」を考えます。

 

後半、攻め寄る2人の様々な感情(嫉妬、正義感、世間体、心配など)がないまぜになり、話が脱線し元に戻り、又脱線します。上記の感情の全てを持ってはいますが、その割合はどうなのでしょうか?脱線するのは、「うらやましい、嫉妬している」という気持ちの割合が高いからだと思うと話がしっくりきました。この脱線があるからこそ、芝居に膨らみが生まれ、張りつめた緊張を解きほぐしてくれます。そして各々の登場人物の心の中をリアルに想像することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 19:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
次回脚本の準備。

12月12日 銀宴 担当:梶川

 

ナガイヒデミさんの脚本のシーンスタディーを続けています。

今日は後半の他の女友達が秘密の恋を知ってのシーン。

稽古はそれとして、来週の稽古までに田辺さんとナガイさんが脚本の打ち合わせをするそうで、私はみなさんの雰囲気を伝えるためにスマフォでポートレイトを撮影し、実年齢をリサーチします。

ナガイさんは前作の「雨があがれば」を観劇されているわけで。

役者さんの雰囲気は知ってもらっているかもしれませんが。

同じくみなさんもナガイさんの脚本にどんな感想を持たれているのか。

傍から見ている分には銀宴とナガイさんの脚本の相性は良いように思いますが。

どうであれどんなあらすじの作品になるなか、とても楽しみです。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 16:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
難題に説得力を。

12月5日 銀宴 担当:梶川


休みを挟んでのシーンスタディです。

前回までは1幕の稽古をしていましたが、今日からは2幕を。

最後までの脚本が前回稽古の終わりに配布されていましたので、みなさん最後までお話を確認されています。

2幕の始まりは男女の二人芝居。

まさに男女のシーン。

銀宴には女性しかいないということは稽古としてのシーンスタディだからさておき。

周囲に隠れて恋愛関係にある二人のやり取りです。

ここには一つ難題があります。

作品内の設定としても、演技としても。

二人の年の差です。

女は男の幼稚園の時の先生。

幼稚園からの恋心なのかとか、だとして付き合ことになるのでしょうかと、見ている側からするといろいろ疑問符が浮かびますが。

難題をどのようにして、それならあり得るかというところまで演技を作れるか。

例えば、宝塚とか大衆演劇。

性別が違ってもそうなのだと堂々としていると、そういうことかと観客は了解していきます。

難題であろうと、要は如何に堂々としていられるかということかもしれません。

とにかくも細かいところを丁寧に演出を入れてシーンを創作しました。


Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
前のめりに空白の時間を味わう。

11月14日 銀宴 担当:梶川

 

シーンスタディーを続けています。

今日のポイントは前のめりに脚本を捉えるということ。

脚本の数行先を見据えて演技をしていく。

すでに何度か稽古を繰り返しているので、流れというか次の展開は分かっています。

次のセリフがどれくらい後にあるかや、次に何を言うのか。

そういう事柄を演じ手として先を呼んだ上で演技をしていく訓練でした。

効果として明らかにやり取りのテンポが良くなりました。

先を見据えておくということのもう一つ考えられる効用として、相手を伺えるということがあります。

読み合わせ段階では脚本から目が離せないという思い込みがありますが、例えば自分の次のセリフを何行先で言うか、またどういったセリフに反応して発せられるのかを見越していれば、そのセリフ(きっかけセリフ)がくるまでは脚本から離れて周りの役柄のやり取りや状況に対して意識を向けることができます。

自分のセリフがくるまでの、その空白の時間を役者なのか役柄なのか曖昧なまま舞台空間に佇み、素直に周りの状況に反応するだけになります。

自分のセリフがくるまで脚本を追いかけていると、それはただ待つことになりますが、目線をあげて周りに反応するだけで、それは演技になっていきます。

セリフがある場合は、そのセリフを発するというやるべきことがあります。

自分のセリフではない時に何をするかはなかなかに分かりにくいので、この空白の時間をどう扱うかを早い段階で考え始めるのは良いことのように思います。

空白の時間と言っていますが、相手のセリフや周りのやり取りを聞くというやることはあるわけですが。

それでは脚本に書かれている「間」という空白の時間は?

さておき、前のめりになるということのは、脚本から距離を取るための第一歩のように感じられ、なかなか興味深い稽古でした。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 15:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
「台本の読み方、向き合い方」

2018年11月7日 銀宴 担当:丸木

 

11月7日の銀宴の稽古報告です。今回は丸木が担当いたしました。

 

銀宴さんは現在、同じ脚本を2つのグループで読まれています。

同じ台本を2つのグループが読むことで、自身の演技を客観的に捉えることが可能です。

片方のグループが読んでる時にはもう片方のグループが見ているという状況です。

 

最初はただ読むことから始めて、徐々に、このセリフが誰に投げかけられているものなのか

といったことを考えて読むように指示が出ていました。

 

あとは、ただ字面を追うのではなく、セリフとしてはバラバラになっていても気持ちのまとまりを考えて読もうといったお話が先生からありました。

 

この台本は、ある人の結婚相手をお父さんや、亡き母の知り合いが探そうとしているというものなのですが、台本の結末が分からず、これからどうなるのかとても気になるところでした。

 

最後に先生から演技の心構えのようなお話がありました。怒る演技、悲しい演技などをする時に、あからさまに怒ったり、悲しんだりするのではなく、怒っているかもしれない、悲しんでいるのかもしれないと観客に想像させるような演技をして欲しいといったお話がありました。そこで感情移入が出来るのだと。

 

もう一つは逆算の大切さ。ある時点で感情がたかぶるには、もっと前からそのきっかけが本人にはあるのだと。そういったことを逆算して演技していこうというお話がありました

 

最初にもお伝えしたように、2つのグループで同じ脚本を扱っているのですが、読む人が違うだけで、印象がかなり変わることを改めて思いました。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 18:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
心情を踏まえて

銀宴 10月31日(水) 担当:飯坂

 

今日もナガイヒデミさんの拾い物(仮)を進めます。

結婚を勧める父親と亡き母の友人たち、その中のひとりとなにやら訳ありそうな一人息子の会話です。

自分のセリフがどこに向いているのか(全体に言っているのか、誰か特定の人に向けて言っているのか)に注意しながらやってみます。

誰かに言う時に、そちらにちらっとでも目線をやるクセをつけていきます。

 

まずはいつもどおり、声出しのつもりで脚本を読んでみます。

その後はいろんな関係や心情を踏まえてやってみます。

結婚を勧める側は、自然と熱も上がり、声も大きくなり、会話のテンポも早くなります。

一方で、息子はその熱や会話のテンポについていけません。

そこで一瞬、しんとなるのもおもしろいかもしれません。

役者は会話のテンポを崩すまいと思ってしまう節がありますが、その役の心情を踏まえて起こる一瞬の沈黙は、ぐっとその場を引き締めます。

 

他にも、結婚の話を勧める亡き母の友人たちに向かって「お願いします」と父は頭を下げ、息子の頭も手でぐいっと下げさせます。

このとき、父親のぐいっとさげる勢いが強ければ強いほど、そのあとの息子の反発も強くなります。

誰かを板挟みにするときも、しっかり板になって強く挟むと、挟まれる方もしっかり困惑することができます。

強い力がほしければ、強い力でまずはやってみましょう。そうすれば、強い力が返ってくるはずです。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 18:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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