50歳以上の方限定のユニークな劇団活動を紹介します。現在は星組、銀宴、空いろの3劇団で活動しています。それぞれタイプの違う練習を行い、個性ある公演活動を行っています。
老年期を考察する。

12月3日 星組 担当:梶川

 

今日から稽古時間が3時間になり、次回公演に向けてのシーン創作をしています。

次回作品はどうしたって老人ホームを舞台にしたものになるのだろうと予想されます。

課題でだされる設定が役柄の関係性はさまざまであっても、老人ホームにまつわるものになっています。

今日出された課題は新しく老人ホームに入居した人を案内するシーンでした。

老人ホームという場所の特異性について考えます。

自立生活に課題があり在宅ケアを受けることが困難な65歳以上の高齢者が入所する施設のことを一般に老人ホームと言います。

共同生活であり、誰かに頼らないと生活ができないと。

無断では外出できないとか。

特異な場所です。

別にそんな特異性を描きたいわけではないのでしょうが。

どうであれストレートに老いを扱うわけで。

老いるとはどういうことでしょう。

エリクソンという心理学者のライフサイクル理論という考えがあります。

ライフサイクルと人生を誕生から死までの一つのプロセスと考え、いくつかの発達段階に分けるものです。

エリクソンは8つにわけ、その最後が60,70代以降の老年期になります。

そしてそれぞれの発達段階には発達課題があります。

老年期で発達課題が自己統合と絶望のせめぎ合いになります。

自己統合はプラスの課題でこれまでの人生を振り返り肯定的な捉え直し。

対する絶望は体の衰えなどに起因するものです。

自分の人生を納得し、死を迎える準備をすること。

この課題を乗り越えた時に英知が得られます。

文字情報としての知識としてはこういう事だとして、では実際に統合とはどんなことか、英知とは何なのか。

絶望ということの方が想像しやすいと感じるのは、さておき。

さて、別に作品が統合や英知についてのものになるわけではないのですが。

シーンの積み重ねでどんな情景が見えてくるでしょうか。






 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 16:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
リズムにあわせて

11月26日 星組 担当:飯坂

 

今日は、星組の歌をつくろう!という話から始まりました。

暫定で、誰もが知っているクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のリズムに合わせて細見先生が考えてきてくれた詞を歌ってみます

「セリフのトチリは大目に見てね」や「トップスターになりたい!」など、パンチもききつつ愛嬌のある詞で、とてもおもしろかったです。

3人ずつに分かれて練習し、発表しました。

細見先生はリズムに乗れない人もいるかもしれないと心配していたようでしたが、みなさん見事に歌い切りました。

 

次は、細見先生の出す課題に取り組みます。

老人ホームの食事風景から始まり、「私の名前は〇〇。」とモノローグが始まります。

そこで、昔の職業を言い、一番つらかったこと、そしていま一番幸せな瞬間、つらいときはどこで何をするかを喋り、最後はまた食事に戻ります。

漁師や電車内の売り子、医者など、様々な職業が出ました。

つらかたったことの再現シーンは、周りの人にも協力してもらいます。

客席までしっかり届く声で、どの発表もとてもおもしろいものでした。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 14:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
老人を演じる。

11月19日 星組 担当:梶川

 

前回の課題及び今日は以下の画像の設定で即興シーンを作りました。

最近の課題テキストの設定が介護施設や認知症、後期高齢者を扱ったものが多いような。

もちろんすでに次回作のためのシーン集めのための稽古にはいっているわけで。

つまりはコンセプトやテーマがそのあたりにあるということなのだろうと推察します。

「老いるということ」。

ストレートにそんなことが描かれる作品になるのではないでしょうか。

それはそれとして、なので最近は高齢者の役柄を演じているわけですが、今日は即興だったということもありますが、みなさんまだまだ若々しい高齢者です。

元気いっぱい。

見たいのは何年も施設に入所している老人。

どうすればもっと老人になれるのか。

決してステレオタイプの老人の演技が見たいわけではありませんが。

もしかすると我の強さが必要なのか。

来週のワークでもう少しこの辺りを深められたらということでした。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 20:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
キャラクター造形。

11月12日 星組 担当:梶川

 

今日の発声も一風変わったやり方が試されました。

五十音のあとに好きな言葉を言っていますが、この一言を自分が好きな人か嫌いな人になったつもりで発声します。

つまりは言葉もその人が言いそうなことになりますし、言い方も変わるでしょう。

素朴に嫌な人のキャラクターはおかしみがあって笑えます。

この流れで、今日はキャラクター造形についてのワーク。

紙に自分の役柄と相手の役柄とその相手に何かさせたいという目的の書かれています。

これを引いて自分の役柄を演じます。

相手役は最初は自分がどういう役か分からず舞台上で椅子に座っていますが、相手の演技からなんとなく関係性がわかればそれに答える形で演技を返していき、一緒にシーンを立ち上げます。

ポイントは相手をどう扱うか。

立ち話になりがちですが、目的を完遂するためにもできるだけ相手に対しての動きのあるアプローチを探っていきました。

キャラクター造形のワークの後、新課題の創作をしました。

劇的に一瞬で場所を変えることがポイントになる課題です。

今日のところは創作及び稽古と、例としての1チームのみ発表をしました。

課題内容の詳細は来週にまわすとして。

なんとなく、この課題も次回公演のため、つまりは本番用のシーン創作の一環ではないかと。

そうであればあまり詳しく書くとネタばれかしらとも感じつつ。

どうであれ次週です。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 18:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
「演劇的な状況のなかでいかに振る舞うか」

2018年11月5日 星組 担当:丸木

今回、星組さんの稽古担当だった丸木です。私は今回、初めて稽古を見させていただきましたが、第一印象として、皆さんとても生き生きとされていて、本当にパワフルでした。今回は、発声練習をされた後に、以下の課題シートをを基本として、皆さんが内容を考えてきたストーリーから、細かい立ち位置などを打ち合わせ、発表することから始まりました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

課題シート 

 

重い病気のため入院しているAとB(二人は同じ部屋)

ある日、二人は共謀して病院をこっそり抜け出す。

途中で〇〇に追われるが振り切って、何らかの乗り物に乗り、逃走する

 

※二人はどこへ行き、何をするか?

※二人は結局病院に戻ることになるが、それはどんなことが原因か?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

4人ずつ、二つのグループに分かれて打ち合わせをされました。皆さん、積極的に考えておられて、先生に何かをたずねることもなく打ち合わせがすすみました。

 

片方のメインの舞台は警察病院、もう片方は旅館跡地。

皆さんで工夫して、ストーリをどんどん形にされていました。

ここで、皆さんが考えられているストーリが本番公演にも活かされていくようです。

 

その後のテーマは、お客さんに見せるべき場所を作ること。

舞台上では、照明などで際立たせる部分と、背景として流れていく部分とが同時進行することがありますが、その練習でした。

 

最初に、買い物をすすめる人、すすめられる人のグループと離婚したい人、したくない人の2つのグループに別れました。その2つのストーリが同時進行しながら際立たせるグループが変わるというもの。

 

次はキャラクターの個性と、ご飯の時という状況が決められました。与えられた個性の中で思い思いに振る舞いながら、際立たせる場所が変わっていくというものでした。

 

最後は個性とご飯の時という状況はそのままで、3つの場所があって、順々に際立たせる部分が変わるというものでした。

 

この際立たせる場所を変えるタイミングは、最初は先生の合図で変えていました。その後、演者が自身でタイミングを変えていく練習をされていました。

 

より演劇的な設定というか、状況の中でいかに振る舞うかというトレーニングでした。自分のことをしながら、周りの状況にも耳を澄ませてという状況で考えることが沢山ありそうですが、皆さんいきいきと演じられていました。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 18:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
キャラクターをあらわすには

星組 10月29日(月) 担当:飯坂

 

まずはストレッチから始めます。

そして先週もやった、鬼ごっこでスローモーションです。普通のスピードで普通に鬼ごっこをしたときの「きゃー!いやー!」という気持ちや身体をそのままに、スローモーションで動きます。

軸をそのままに、ただゆっくりになるだけです。

どうしても早く逃げてしまう瞬間が出てきて、とても難しいです。

 

次は引き続き、課題の発表です。

病院にいた二人が抜け出して何処へ行くのか?何を言うか?がポイントです。

今日は2グループ発表しました。どちらのチームも緊迫感があってとてもおもしろかったです。

ある景色を見たかった、夕日を見たかった、という動機もとても美しい光景を想像させます。

 

最後は、キャラクターが違うことをあらわすワークをやりました。

その人はどういう状態か?何を思っているのか?ということが書かれた紙を一人一枚ひいて、そのキャラクターたちがしそうな振る舞いや会話を考えます。

「世話焼き」「他人をバカだと思っている」「人にお金を出してもらおうとする」「アルコール中毒」「歌が好き」等々、設定は様々です。

場所はまずは同窓会、次は老人ホームでやりました。

まず最初に入った人は、誰もいない同窓会会場でどう待つのか?次に人が入ってきたら、二人の再会はどのようなものか?(喜ぶのか、別になんとでもない風なのか)、続々人が増えてくる中で、どのように振る舞うのか、どんな会話をするのか?そのキャラクターを見てる人に分かってもらえるように、自分で考えてやってみます。

 

セリフで全てを喋ってしまうより、態度やアクションで表した方がおもしろそうです。

そして人に何かしてもらわないといけない設定の人は、少し大変です。

例えば「人にお金を出してもらおうとする」人は、いかにうまくその方向へ誘導するのか、考えなくてはいけません。

セリフで説明するのではなく、見ている人の想像力を掻き立てる振る舞いがあると、演技の幅は広がります。

キャラクターたちの掛け合いは、見ていてとても面白かったです。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 18:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
スローモーションと冒険譚。

2018年10月22日 星組 担当:梶川


今日はなんと言ってもスローモーションのワークでしょう。

アップ中のお喋りで劇団員のお一人がヨガ歴20年という話が出て。

案外にヨガに詳しい方が多い。

これまでのアップもヨガですが、新しいポーズを追加できたらみたいな話になりました。


さて、スローモーションです。

いや、詳しく説明することもなく、ゆっくり動くということですが。

ただ注意するなら、ゆっくり動こうとすると動きを大きくしようとしてしまいがち。

体の端の方、手とか足とか、肘とか膝とかが普段より大きく動いてしまう。

ゆっくりするのは体の中央である。

腰とか背骨とか腹とか。

中央軸に人間の重心があるわけで、その重心位置が変わることで移動が生まれてくる。

ならば重心が今どこにあるかを確認し続け、その動きをゆっくりにする。

末端はその重心移動に合わせて勝手についていく。

要するに末端でスローモーションを作るのではなく、重心移動でゆっくり動こうということです。

劇的なシーンがスローモーションになるとさらに効果的。

実は前回の地獄八景のときにもスローモーションシーを作ろうとして稽古時間が足りなくて諦めたわけですが。

今回は早めから稽古しておこうということです。

創作している作品の中でもスローモーションシーンを取り入れることになりました。

というわけで逃げる作品、というか行きたいところに行く作品の創作と発表が始まりました。

つまりは冒険譚ですね。

月に行ったり温泉に行ったり、様々です。

さて、皆さんはどこに行きたいでしょう。

希望の地までの冒険譚。

以前の詩も生まれ変わって冒険したいということで。

次回作品はそういうことでしょうかね。




Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 11:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
飛んで逃げる。

2018年10月15日 星組 担当:梶川

 

新たなアップのワークが増えています。

手をつないで円陣になり、目をつむって全員で同じタイミングでジャンプする。

同じようにジャンプできれば着地の音がずれないので、目をつむっていてもそれで分かるはずと。

うまくいったりいかなかったり。

まずは目を開けてやってみてはどうかと思ったりします。

そりゃ、簡単に?できます。

できるはずです、見えているんだから。

目をつむった瞬間に周りのことが気になって、膝の曲がり方が変わったり慎重になってジャンプが遅れたりします。

一度目を開けてジャンプする感覚を掴んで、それと同じようにやってみるつもりで飛ぶ。

理屈では握っている手が下がっていくはず片方しか下がらなければ別の側がまだ準備できていないということだから、両手ともが下がった時に飛ぼうと。

まあ傍から見て言っているだけなので、実際はわかりませんが。

 

詩のワークの練習と発表とともに、新しい課題が増えました。

逃げるシーン。

創作課題としてのシーンの説明が書かれた紙も配布されましたが、今日は単純に逃げるシーンの創作を。

逃げる状況が書かれた紙をチームごとに引いてシーン創作をしました。

この逃げるという課題。

なんとなく高齢者施設の創作をしていたときに作られたものと似ているような気がしていて。

つまりはすでに、次回作のためのシーン集めの一環なのではと感じて。

そんな風に稽古を見つめて、次回公演への期待を高めています。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 16:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
胸を張って立つ。

10月8日 星組 担当:梶川

 

祝日ですが、稽古をしています。

前回の稽古で課題として出された詩の創作から、作品としての創作に移ります。

宿題としての詩の創作をしたわけですが、その詩に書かれている内容をシーンとして立ち上げます。

少し前に好きな場所や嫌いな場所を言って、その場所をみんなで立ち上げるというワークをしましたが、その類型としてのシーン作りです。

詩の内容に即して場所や登場人物を立ち上げます。

しかし一番大切なワークは、いかに詩を届けるか。

星組の発声では四つのフォーカスを練習します。

自分、相手、客席、劇場の外という四つ。

細見さん曰く、星組のみなさんは相手にむけてのフォーカスで演技をするのは得意とのこと。

今回の詩のワークでは客席フォーカスの演技に焦点をあてます。

胸を張って舞台に立つワークと言ってもいいかもしれません。

そのためにも詩を覚えてくださいと。

詩の書かれている紙を持ちながらだと、視線が下がって胸が張れなくなるので。

堂々とした立ち様を。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 15:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
もしも人生をやりなおせるなら

10月1日 星組 担当:梶川

 

約一か月ぶりの星組稽古です。

講師の細見さんは空いろの講師でもあり、そちらの公演が9月末だったので星組はお休みとなっていました。

というわけで久しぶりの稽古なわけですが、実は次回公演の日時も決まり少しずつ作品創作につながっていくのかしらという雰囲気です。

発声では一言を言って繰り返していますが、今日は一言ではなく問いかけをして、それをみんなで答えるということをしました。

みんなからの答えが同時に揃って出てくると劇的です。

ちょっとしたパフォーマンスに見えました。

そしてもうひとつ、間合いをはかるワークをして、今日のメインの稽古へ。

といっても、今日は大半の時間が国語の授業のようでした。

端的に説明するなら詩の創作をしました。

下記の詩を下敷きに自分なりの詩を作ります。

続きを読む >>
Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 20:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
TOP