50歳以上の方限定のユニークな劇団活動を紹介します。現在は星組、銀宴、空いろの3劇団で活動しています。それぞれタイプの違う練習を行い、個性ある公演活動を行っています。
検証 仮面の演技

2018年8月13日 星組 担当:梶川

 

今日はお盆です。

お休みが多くていつもの半分。

人数が少ないことは予想できていたので、特別なワークを細見さんが準備されてきました。

仮面を使ったワークをしました。

 

ある特徴が書かれている紙を引いてそのキャラクターを演じます。

例えば色気があるとか自信に満ち溢れているとか。

登場から退場まで無言で一人で演じます。

仮面ありとなしで同じ特徴を演じます。

より動きが大きくなったり、特徴がシンプルに表れたり、観客に対しての緊張感が弱まったり。

やってる感覚も見え方も少し変化しました。

次は関係性を取り扱います。

相手に対して怒っているとかからかっているということが書かれた紙を引いて、二人で一手ずつアクションを出してやり取りをしていきます。

仮面を被るということは、単純に顔が見えなくなるということ。

顔が見えないということは

表情が見えないということです。

しかしそのことで、より他の動きが見えてくるように感じます。

動きが見えやすいということは関係も見えやすいということでしょう。

やっている側としては課題のことをやることに集中しているので大して感覚は変わらないと。

予想として自意識との関連があるだろうとのこと。

仮面を被って閉ざされることによって逆に開放されると。

細見さんいわく若い人にワークするとそういうことがよくあると。

皆さんにはあまり関係ないようで。

羞耻心がまぎれるということはあったようです。

 

後半は老いらくの恋の創作と発表でした。

少人数で濃密な稽古でした。

次回は再来週です。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 17:14 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
変化の兆し。

7月30日 星組 担当:梶川

 

老いらくの恋の創作が続いています。

結婚に踏み切れない理由、悩みや葛藤を考えています。

老いらくの恋ということで、年齢ということもありつつ、その年齢の理由もあれば、全く違うこともあるわけで。

後になればなるほどアイデアが限られてきて思いもよらない悩みが出てくるのかもしれず。

今日はトランスジェンダーゆえに結婚を悩むというアイデアが出てきました。

時間についての考察な気がしています。

変化を求められるが長年培ってきた慣習が邪魔をして変われないということ。

この課題では変化するところまでは課されていません。

変わりがたいという状況とはどんなことかを探っています。

どんな年齢になっても変わらざる得ない状況というのはある気がします。

その変わる瞬間というのはドラマチックなことでしょう。

変化を阻むものを探すことで変化の兆しを探しているように感じます。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
これからの星組、これからの課題。

7月23日 星組 担当:梶川

 

今日はまずは創作稽古に入る前に次回公演に向けてのアンケート用紙を配りました。

去年の8月でアトリエ劇研が閉館し、前回公演は演フェスに参加しました。

今年の公演はどうするのか。

もう一度演フェスにリベンジるるのか、単独で公演するのか。

どれくらいの規模でどれくらいの回数したいのか。

そして今後、どんな風に星組で何がしたいかなど、今後の活動について思うことを自由に聞かせていただければと。

実は次回公演が10回目となる星組。

ちょっとしたアニバーサリーです。

公演活動は粛々と行っていきますが。

このアンケートをきっかけにして、星組の未来図を描けたらと思います。

老人ホームの創作発表を今日で終わらせ、老いらくの恋の創作となりました。

求婚されている役柄がいるが、どうしても受け止めることができないというシーン1。

その受け止めることのできない理由がわかるシーン2。

今日の理由は義父母の介護でした。

義理の両親というところがミソですね。

義理であるのだからと言いつつも、そういうわけにもいかないと。

前回の老人ホームの流れだと対立するシーンを何も考えず創作したあと、ではその関係を和解させてくださいとなったわけで。

勘ぐるなら、この拒否している求婚を何かの事件で受け入れることになるシーンを創作してくださいと次に課題がくるのではと山を張りますが。

どうでしょうか。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
対立関係の変化。

6月18日 星組 担当:梶川


老人ホームの創作が続いています。

と言いつつ、今週末の銀宴の本番準備に追われてほとんど稽古を見れていないのですが。

一週休みがあり、宿題として出されていた対立関係の変化をシーンとして立ち上げました。

来週も引き続きです。


Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 18:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
老人ホームを演じる。

2018年6月4日 星組 担当:梶川


老人ホームを舞台にしての入所者さん同士が対立するというシーンの創作をしています。

モノローグの稽古も並行して。

みなさん様々な対立するトラブルを考え出して発表されていきます。

そのトラブルのアイデア自体も興味深く面白いです、ともにみなさんの演じる老人ホームの入所者さんが魅力的です。

特に老人を演じようということがあるわけではないのですが、しっかり老人に見えてくる。

例えば口をずっとパクパクして座っているというのが、なんとも言えずそれらしく見えてくる。

何を言うかとかその言い方とかは普通で喋っていても、ふとし行動で老人に見えてくるわけです。

その行動を探していくというのも面白いかもしれません。

だいたいみなさんが対立のシーンを作り終えまして、細見さんから続きのシーンの創作課題が。

対立した入所者の関係を変化させる、和解させる事件を考える。

そしてシーンの中で歌を歌うこと。

和解することを想定していると対立が弱くなります。

なので、現段階では和解しなさそうな関係の入所者になっています。

さて、どうやって和解させるのか。

来週まで宿題です。

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自分と他者。

2018年5月28日 星組 担当:飯坂

 

今日はストレッチの次に、「アイコンタクト」というものをやりました。

みんなで円形になり、自然に目が合った二人が前に歩き出します。中心をとおってすれ違い、相手がいた位置まで目を合わせたまま歩きます。

次は、途中で一緒にジャンプをしたり、目が合った人と一緒の感情で歩いたりしました。どちらが先導するかは決めません。一見難しいように思えましたが、皆さん相手の目をしっかり見て、ジャンプするタイミングや、相手の感情を読んでいました。

 

次は先週の続きで、お客さんをしっかり引き受けてモノローグを喋る稽古をしました。

衝動買いをしてしまうこと、性格を変えようとワークショップにいったこと、英語の勉強をしていること、髪を明るく染めたこと。

皆さん堂々と舞台に立ち客席を見て、自然に言葉を喋るので、とても引きつけられました。

 

しかし次は、「老人ホーム」という場面設定が加わり、個性的なBさんに振り回されて困ってしまうAのモノローグを喋ります。

一つ目のモノローグと違うところは、「老人ホームに入って〇年目の〇歳」という設定があるところです。一つ目は自分のままで喋ることができましたが、二つ目の方は役を演じながらお客さんを引き受けて喋らなければなりません。

そしてAとBの喧嘩のシーンもあります。喧嘩はただ主張すればいいのではなく、相手の一手に腹が立つから自分も一手を出す。その一手に相手が苛立つからまた一手が出る…というように、相手とのやりとりがなくては喧嘩は成立しません。

 

どのように役の性格をつくるのか?どのように相手と関係をつくるのか?どのようにまわりを巻き込むのか?そしてお客さんのことも忘れてはなりません。

これは最初にやった「アイコンタクト」のワークがとても大切なのかもしれません。

台詞で喋らなくても相手の目を見て呼吸や感情を読み、それに応える力。そしてそれをお客さんに見せる開かれた身体と意識。

 

次はどのようなモノローグがうまれるのか、とても楽しみです。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 11:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
第一印象の準備。

2018年5月21日 星組 担当:梶川


モノローグ稽古が続いています。

今日のポイントはどう舞台に出てくるか。

出会いは出会う前に決まっていると細見さんはよく言われます。

第一印象についてどう考えるかということでもあるのですが。

知らない同士の人が出会うとして、出会う前にすでにその準備が始まっていると。

相手を想像して関係性を考慮して話し始めるわけですが。

第一印象は見た目だとして、それは容姿ということだけでなく、視線や表情や動き方、距離のとり方、いわゆるノンバーバルなことも関係してきます。

袖幕から出る前に観客を想像し、出会う準備をしておく。

どんな第一印象を抱かせるかを考慮して、そのためにどのように舞台に出ていくを探ります。

というわけで、舞台への出て行き方を考え、出たあともいきなり主題に入るのではなく、枕の話を準備してお客さんの興味をつかむようにします。

とは言いつつも、さてどうすれば人の心を掴むことなんてできるのでしょうか。

そこはもはやたくさんの人に出会うしかないのでしょうが。

重要なのは出会う前に決まっている、出会う前に出会いが始まっていることを知っているかどうかですね。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 17:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
観客席に開かれた演技。

2018年5月14日 星組 担当:梶川

 

モノローグ稽古というか、一人で舞台全体とお客さんを引き受ける稽古をしています。

観客席とは違う舞台という空間に収まって演技をするのではなく、観客席に向かって開かれて演技をするとはどういうことか、そんなことを体感していく稽古です。

ということで今日は明確に客席を設定します。

いつもより観客席を部屋の壁側に下げて、舞台と距離をとり、演じているときにお客さんがしっかりと見えるようにします。

そうするだけで誰に語りかけているかが明確になり声の出方や届かせ方が確実に変わりました。

しばらくはこの客席と舞台の距離感で稽古をしていき、皆さんが観客席に開かれて演技することを体験していきます。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
舞台に陣をはる。

5月7日 星組 担当:梶川

 

モノローグの稽古が続いています。

一人の役者として舞台上でどのように存在するかが問われています。

モノローグを客席に向けて発するということと、舞台上でのやりとりを成立させることを交互に行っていきます。

たとえモノローグではない、普通の舞台上でのやりとりをしているのだとしても、客席に向かっての意識があるかないかは重要になってきます。

舞台上のやりとりはもちろんのこと、常に客席に向けているのだということ。

見られている、見せているという意識。

意識というと少し曖昧です。

誰かに言葉を発しているとき、人は同時に相手の反応をうかがっています。

つまり自分の話は正しく伝わっているかとか、退屈していないかと気にかけるわけです。

意識を向けるということは同時に反応をうかがうということでしょう。

客席も舞台上も今どういう状況にあるか伺い続け反応していく。

私の勝手なイメージでは武道家が周囲の気配を感じるのに似ているように思います。

ちなみに殺気の数え方が風と同じように1陣2陣と数えるそうです。

陣をはると言いますが、何ともしっくりくる言い回しだなと。

役者も舞台で陣をはって、さまざまな気配に敏感になる必要があるのかもしれません。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 17:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
場をつなぐ勇気。

2018年4月23日 星組 担当:梶川

 

いつもは発声で最後に好きなセリフを言ってみんなで繰り返しています。

最近はモノローグの稽古ということで観客フォーカスの発声を続けていますが、それに加えて最後のセリフで観客を何かに誘うということにチャレンジしました。

たとえば食事に行きませんかとか、一緒に演劇しませんかとか。

半分の人が発声しているときに、半分は観客席にいて、誘いに対して応答します。

誘うことができたり断られたり。

誘い文句、内容もありつつどう言うか、どう声をかけるかということもあるように思います。

 

先週までは場を作るということに重きが置かれていましたが、今日はモノローグを発する人がどう観客と関係するか。

その場をずっとつなぎとめていくかに重きが置かれました。

そのための一つのポイントとして第一声を発した後に間をとって客席の反応を待つということがありました。

役者と観客の間に応答関係を作るということです。

今日の発声でも誘えようが断られようが、そこには反応があるわけです。

観客席から返答の文句はかえってはきませんが、ちょっとした笑いや前のめりになるとか、そうでなくとも微妙な身じろぎなど、何かしらの反応があります。

まずは視線はこちらを向いているので、その視線に反応があるはずです。

その反応を無視して先さき進めると観客は置いてけぼりになっていきます。

視線を向けて語りかけ、反応をうかがいつつ進んでいく。

それは少し怖いことかもしれません。

そんな臆病な自分を否定することなく、それを引き受けて立ち向かっていく。

それが勇気ということです。

勇気を持って舞台に立ちたいものです。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 20:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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