50歳以上の方限定のユニークな劇団活動を紹介します。現在は星組、銀宴、空いろの3劇団で活動しています。それぞれタイプの違う練習を行い、個性ある公演活動を行っています。
見せたいものは何か

3月25日(水)銀宴 担当:土井

先週の続き2幕の後半からです。

劇中劇の台詞「   」と一般の台詞が混在して出てきます。その違いを出す事を台本が離れたらおいおい考えていきましょうと最初から言われていました。一般の台詞のつもりでいた部分が実は劇中劇の台詞だったと気づく事もあります。現実が芝居の中のような、或いはその逆といった感覚を持つ世界観がこの芝居にはあります。

今日は「台詞を言う前に身体が動く癖」を指摘されました。自分では全く気付いていなかった事です。特に3人以上になると自分の番を間違えないよう身構えるのかもしれないなあ、と思います。肩の力を抜かなくては。

3幕目冒頭、車掌とSの絡みから。お二人とも台詞が入っていてコミカルで、何度見ても笑ってしまいました。呼び止められて振り向く時の振り向き方について指導がありました。後ろの人を隠さないという事もありますが、一番見せたいモノを隠さないという事なのですね。「見せたいものは何か?」を常に考える、これは先週の「とにかく見る」と繋がる話です。

人の動きを警戒する「あぁ!」は声が出る前から始まっています。台本で同時に書けない事がたくさん有りそれを見付けていくのですね、宝探しのようです。

台本を離すと時々台詞が飛びます。これは本番でもあることです。台詞が飛んでも知らん顔して続けていける、対応できるようになる訓練・・・特に相手役にとって・・・は必要ですよね。ドキッと焦るのを顔に出さないのにも慣れなくては。

長台詞も出てきました。息継ぎを考慮しつつ句読点を開けないで繋いでいけるように。

来週はもう4月。つつがなく稽古が続けられますように。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 15:38 | comments(0) | - | - | - |
焦点

3月18日(水)銀宴 担当 土井

今日も稽古が出来て幸せです。先週の続き、2幕の初めから。

稽古前、「以前の旅は10年前か1年前かどちらか?」という質問があり、1年前に統一されました。疑問はどんどん解き明かしましょう。そして寝台列車の窓の大きさをちゃんと把握することに。今まで普通の電車のような大きな窓のつもりでいました。窓を覗く場面は多いので今日間違いを正せてよかったです。沢山の誤解やいい加減にしていることがある気がします。

さて、その窓に相手が近づいて見に来る為には、こちらがそう仕向けなければなりません。台本にあるから相手が来るのではなく来るように仕向けなくてはいけないと。後の場面で今度は逆の立場で同様の事がありました。段取りだから相手の呼びかけに気付いて振り向くのではなく、相手に振り向かされるのだと。

 

今日は2場面を集中的に稽古しました。何かが起こる大事な場面です。

音やモノと遭遇した時、言葉を失う時間があります。

やけに見る行為を強調してはおかしく、いま焦点は何処なのか?スポットライトは何処に当たっているのか?を大切にします。この時は箱。視線は何処に?出演者が何処を見ているかで客の視線が誘導されます。又、ト書きに書かれた「驚く」という言葉に支配されず、驚いた様子よりまず見ることです。台詞の言葉だけを追い、焦点を疎かにしていました。

 

2番目は4人の場面です。

自分の台詞の前に誰かの台詞の・・・がある場合、待たないで。

台本には書かれていない芝居が加わり、世界が膨らみます。

ここでは2つの世界が同時に流れ偶然が重なります。ここでも焦点が出てきます。この場合は具体でないので、客席からどう見えているかも知りたいところ。二人の視線も合わせなければならないし。両方の世界にいる人間達がそこを行き来するタイミングは、自分で動くのではなく動かされるのですね。

今日は本当に沢山のことを勉強しました。字面しか見ていなかったという事がよくわかりました。

2幕はまだ途中です。来週も続きから。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 18:58 | comments(0) | - | - | - |
芝居を切らずにつなぐ

3月11日(水)銀宴 担当:土井

コロナの騒ぎの真っ最中、普通に稽古が出来る事は本当に幸せです。

配役が決まり、先週から止め稽古に入っています。先週の続き23ページからラストまで行き、また冒頭から5ページまでを稽古。何度も何度も繰り返して稽古し、掘り下げていきます。先生は指摘したいことは沢山あるけれど、段階で段階で伝える事を選び、後回しにするものは後回しにします、とおっしゃいました。

「いつまでに台詞を覚えたらいいですか?」という質問に「来週でもいいですよ」と。

おっと!焦るなあ。どうしたら台詞を早く覚えられるのでしょうか?まず読んで、それから台本をテープに吹き込んで、聞いて慣れて覚えましょうか?「え。」とか「うん。」が多い台本です。相手とのやり取りをしっかりと頭に入れなくては。まず読んで読んで。ト書きにいろんな事が隠されていると思うけど、台本を手放したらここを読む機会が少なくなるから、これしっかり読んでおかないと。まず台詞を入れて、段々掘り下げられるようになった段階に来たら「後回し」になっていた事をお聞きする事が出来るのですね。

狭い舞台です。団子にならないように、離れられるならばなるべく離れるのが基本です。出入り口も一つ、入れ違いでぶつからないように。そして列車として不自然にならないように出入りの左右を使い分けなくては。台本にある相手の台詞が来なかったり台詞が飛ばされた時は、相手の反応を待って芝居を止める事のないよう。芝居を切らずに進めていくことが大切です。今日はとてもいいお手本を見せて頂きました。

自分の役が相手役についてどんな感情を抱いているかという質問もありました。

全員で掘って掘って掘りまくりましょう。来週からは少しだけ本番に近い道具で稽古できるかも?しれもせん。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 13:20 | comments(0) | - | - | - |
目の動き

3月4日(水)銀宴 担当:土井

先週配役が決まりました。なんだか気持ちが引き締まる思いでした。

今日はもう読み合わせはしないで、最初から止め稽古を始めます。きっかけなどがどんどん決まっていきます。ちゃんとメモしておかなくては!台本とペンを持っての稽古です。台本の中に「これ」「それ」「あれ」という言葉が出てきますが、自分との距離で一番適切なものを選びましょう。アクティングスペースが大変狭い舞台です。その狭い場所では複数の人間が立つよりもなるべく座るほうがいいようです。普段の稽古では想像するしかない舞台の作りを頭にいれなくては。そうそう、見えない二段ベッドの上段も。

何かを見つける場面があります。見つけるまでは「・・・」だけが台本に書かれています。見つける対象は物の場合もあれば人間の場合もあり、自然に見つける、ということが難しい。最初からわかっているのでも、急に見つけようとして見つかったのでもない、さりげなさ。これが目の動きで表現されるわけですね。「・・・」の中にはいろんなものが含まれている訳ですね。

また、「釘付けになっている目」、というのが出てきます。目が釘付けになっている対象は何?その対象が実際に見えるものであればいいのですが架空の場合は?それを複数の人間が見るとしたら?

 

23ページの下段で時間が来ました。もう少しラストまでありますね。続きはまた来週です。少しづつ人物のキャラクターや関係が見えてきたような気もします。

 

 

 

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 16:20 | comments(0) | - | - | - |
配役決定

2月26日 銀宴 担当 土井

台本は17ページから20ページ、23ページから25ページが改訂になりました。

先週とはまた役を入れ変えて最初から最後まで読み合わせします。

休憩後、2幕目から配役を変えてラストまで読み合わせ。これはほぼ先週の配役に戻った感じですが。

そして、配役決定!

2回目の配役通りになりました。

実は先週割り振られた役が決まるのではないかと、この1週間何となく心づもりをしていた気がします。

新年になって3人が加わった事で役が増えたりと、最初の先生のプランが随分変更になった事と思います。本当にどうもありがとうございました。頑張ります!

いろいろな役を一瞬でもやる事で見えて来るものがあります。これからは自分の役だけに専念する事になると思いますが、時々は別の役の目から全体を見てみる事も大事かなと思いました。

台本を読みながら、列車の作りを想像します。列車はどっち向きに走っているのでしょうか?

現実にはあっちの部屋こっちの部屋にあまり人が移動したりはしないだろうけど、そこはファンタジーで、そして行ける人と行けない人もいるようで。あ、いけません!

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 11:31 | comments(0) | - | - | - |

2月19日(水)銀宴:土井

前回21ページまで来た台本は、本日10ページから改訂となり、28ページで「了」となりました。最後の4ページはまた改訂があるそうです。

ともあれ、最初から最後まで通して読み合わせをしたら55分かかりました。実際には倍の時間がかかるという事で、他にも何箇所かの変更はあると思います。しかし、来週もう一度役を変えて稽古した後はいよいよ配役決定です。演じる人で役のイメージが変わるので、もう少しこのままでお稽古したいなという気もします。密かにこの役を演じたい、そこまで行かなくても「あの役いいなあ」とか思っている方もいらっしゃると思います。いえいえ、誰だって配役決定の前って少なからずそういう思いはあるんじゃないかしら?配役決定前夜のドキドキ感、大切にしたいです。

少しずつ其々のキャラクターも浮かび上がってきましたが、まだまだ何度も読まなくては鈍い私にはわからないし、人物がどちらから出てきてどちらにはけるか、とても気になります。列車という二次元の世界に何かがおこっているようですが、台本に出はけの矢印を書き込みながら、ん?あれ?と首を傾げたりしています。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 12:32 | comments(0) | - | - | - |
どこかに連れて行ってくれるような

2月12日(水)銀宴 担当:土井

17頁まで出来ていた台本の1〜10頁が変更し、17頁から21頁までが追加されました。

変更後の台本を初めから読み合わせした後、作品についての説明や先生の思いをお聞きし、11頁から19頁の場面を立稽古しました。

田辺先生は、「どこかに連れて行ってくれる」ような芝居を書きたいとおっしゃいます。

そうです、どこまでお話していいのかわからないのですが、ちょっぴりネタばらしをすると、舞台は列車です。なので登場する場所がとても狭いのです。会話をしているところに後から入ってくる場合、しゃべっている人よりボリュームを上げないと気付いてもらえません。逆にこっそり入って来るときはボリュームを下げます。バランスですね。動ける場所も狭いです。だからこそどういう身体の向きをすべきか、どの位置に立つか、とても細かく覚えなくてはならない気がします。

1月の中旬くらいから稽古に参加して、まだぼんやりとしか台本の人間関係がわかっていない部分が多いのです。そうです、列車の構造もよくわかりません。なんだかこのまま行きそうな気もします。あまりつきつめて考えない事にします。登場人物は幾つかのチームに分かれていますが、別個に話が進むのではなく関係していきます。そこの辺がややこしいし面白そう。あと数頁で完了とお聞きしました。もしかしたら「えっ!」という展開になるかも?

そうそう、台本の中に幾つか出てくる「えっ」ですが、驚く「えっ」だけではなく、つい口に出てくる「えっ」が沢山あることに気付きます。

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 15:59 | comments(0) | - | - | - |
逆読み

2月5日(水)銀宴 担当:土井

新年に入り、男性1名を含む3名が新しくメンバーに加わりました。何を隠そう、私もその一人です。

今後は演じる立場からブログを書いていけたら、と思います。

新メンバーの参加により、田辺先生は昨年から書き進んでいる台本を書きなおすことになりました。

現在17頁途中まで進んでいます。配役はまだ未定で、毎回役を代えて読み合わせした後、立ち稽古に入ります。人が演じている時にしっかり見ていないと自分に回って来たときに出来ません。何度もそこ稽古しているのに、見てなかったんだすみません、って感じです。いろんな役をやってみるのは、自分の役が決まった時に相手役の立場が想像できますよね。

そして、台本の逆読み。ト書きが大切なんです。いつ動いたらいいんだろう?これはいつ手放すんだろう?と悩んでいる答えがその後のト書きに隠されています。

「台詞のリズムが大切、台詞の意味よりリズムを見せよ」と言われました。句読点(。、)で間をあけずに続けて台詞を言います。また、語尾が伸びたり上がったりという癖に気付き直します。

役は、役になりきって自分だけで作るものではなく、周りの人が決めていくものです。

来週はどの役をやらせてもらえるかな?台本をよく読んでおかなくちゃ。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 11:25 | comments(0) | - | - | - |
周りの人の演技

12月11日 銀宴 担当:飯坂

 

今日はなんと男性の見学者がいらっしゃいました。

別の劇研シニア劇団に所属されていた方です。

稽古の様子を見ていただきながら、いつもどおり、まずは新しい台本を声に出して読んで、そのあと立って動いてみます。

 

寝台車の中では不思議な事がいくつかおこります。

そのとき大切なのは、不思議なことを演じている本人よりも、その周りの人の反応だと田辺さんはおっしゃいます。

幽霊がでてきたとき、いくら幽霊役の人がこわく、もしくは現実感のない演技をしても、まわりの人が普通に接してしまうと、その空気がうまく生かされません。

その人との距離感とか、会話のリズム、触れ方、接し方で、ようやくその人が少し次元の違う不思議なものなのだといことがわかります。

モノに対しても同じで、普通に持つことができるものなのか、恐る恐るもつ方がいいのか、そのシーンに合わせていろいろ考えながら演じていきましょう。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
連作短編は何処へ向かうか。

12月4日 銀宴 担当:梶川

 

脚本稽古を続けています。

3シーン目が書かれ始めています。

寝台列車を舞台にしているわけですが、シーンによって描かれる寝台の部屋が違います。

シーン1が一号車の部屋であれば、シーン2では二号車といった具合です。

それぞれの部屋ではそれぞれの人物のそれぞれの生活の営みが表されていて。

それが一時、ひとつの寝台列車の中で不思議に繋がっていく、そんな話になる予感がします。

繋がる仕掛けは同じ寝台列車に乗っているということ以外にも用意されていた。

その仕掛けからシーン3は始まります。

寝台列車であるとか、旅であるとか、少しだけ日常から切り離された不思議な空間の設えになります。

日常の感覚は残したまま、地続きのまま、夢まぼろしの優しいお話が立ち現われてくるような。

まだこのあと、どう展開するのか全く分かりませんが、優しい作品になりそうな肌触りを感じています。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 20:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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