50歳以上の方限定のユニークな劇団活動を紹介します。現在は星組、銀宴、空いろの3劇団で活動しています。それぞれタイプの違う練習を行い、個性ある公演活動を行っています。
やってみて、楽しむ。

2018年10月12日 村上クラス 担当:梶川

 

立ち稽古が始まりました。

舞台の設定はカラオケルームです。

今回も前回の銀宴のブログの話題を引き続きという感じになりそうですが。

今日のテーマは立ち位置ということだった気がします。

つまりは席を移動できるタイミングがあればできるだけ動くと。

理屈で考えるとカラオケルームって座って歌うか、まあ盛り上がる曲で踊り狂うか。

とにかくあまり席移動というのがしにくいよな、というのがあります。

ありますがそこでいかに動くのか。

会話劇で日常に寄り添ってとしますが、寄り添いますがあくまで劇です。

日常だってですが、何かが起こる可能性も起こらない可能性も100%ではありません。

絶対なんてありませんということで。

動こうと思えばいくらでも動けます。

最初は難しくて「あ、今動けたのに逃したな」ってところが動きを探すと思っていれば見つかります。

例えば演じるとはそういうことです。

お休みがいたので、私も代役で入って。

脚本に大きな声を出すというト書きがあったので大きな声を出しました。

自分では出る可能性のある範囲での大きな声(もっと出せと言われればまだ出るな、演出家の要望があるかもしれんから、それは引出しにまでしまっておこうという思いがある)でしたが、周りの役者さんはあまりの声の大きさに驚いていて。

大きな声と書かれているから、自分のやれる大きな声を出す。

例えば演じるとはそういうことです。

立ち位置を変えることも、声を出すことも簡単なことです。

まずはやってみて楽しいかどうか。

大きな声を出してみんなをびっくりさせるのは、なかなか楽しかったです。

この楽しむという感覚、役者にとって強ち侮れないものな気がします。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 16:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
やれないこと、やること。

10月10日 銀宴 担当:梶川

 

会話劇の脚本稽古が続いています。

稽古をする中で田辺さんから、図らずも先週の村上クラスで課題になっていたことの答えが語られたように感じました。

村上クラスでの課題は役柄の背景や関係を舞台上でどう演じるか。

会話劇の稽古を続けてきた銀宴での答えを端的に言うと舞台にそれらは持ち込まない。

脚本には限られたことしか書かれていません。

その時に役柄から発せられた言葉とそれに対しての相手の言葉、つまりはセリフ。

それとちょっとした動きの指定や「間」とか、つまりはト書き。

あとはタイトルと役柄の名前と簡単な説明。

小説のように地の分がないので、小説以上に行間を読み込んでいく、想像していくということになるのですが。

事前に脚本を読み込んでいろいろ考えて決めていくことは悪いことではありません。

作品が深まっていくと感じます。

ただ大切なことがひとつ。

どれだけ私はこの脚本を、この役柄を、このシーンでの感情を、設定や背景をと語ったところで演出に「それいいですね、わかりました。やってみせてください。」と言われたら。

役者は実演ができるかどうかを問われます。

これは村上クラスのブログでも同じことを言っていますが。

これは持論ですが、もっと言ってしまうと役者が脚本内容や役柄や感情や背景のことを考える必要はないと思っています(あくまで私は)。

そんなことは演出家や脚本家や、なんならお客さんに任せれば良いと。

なんなら演出に答えを聞けばいい。

それこそ演出とのコミュニケーションだし、なんなら答えを聞かなくとも演技に対して何かしらコメントしてきます。

というかコメントがなければ、それがとりあえずはそれが正解です。

話がそれた気がするので戻すとして、背景や関係を問わないとして、では役者は何をするか。

やれることをします。

やれないことはやれません。

ただやれることは何でもします。

でもやれないと思っていることが本当にやれないのかは疑います。

論理的にとか、常識的にとかでやれなくなっていることもあるかもしれません。

しかし、会話劇です。

日常会話を論理的に常識的に話しているかというと、果たしてそうでしょうか。

思いもよらなかった反応が返ってくることはよくありますし、だからこそ人と会話するのが楽しいわけで。

突飛で奇抜なことをしましょうと言っているのはありません。

この世に不思議なことはありません。

なんでも起こる可能性があります。

だから役者はとにかく何でもやってみせるのです。

どんなにありえない馬鹿げたことでも、やってみると本当になります。

あとは演出家が選びます。

あらゆるやれることをする。

翻って役者にはやれない理由はいらない。

事前に考えたことがあるとして、それよりも舞台で実際にやることが重要。

ならば舞台上では事前のことは横に置くなり忘れるなりして、実際に起こっていることや、いま自分がやっていることに注力していこうよということになります。

ただ、やるのです。

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 16:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
胸を張って立つ。

10月8日 星組 担当:梶川

 

祝日ですが、稽古をしています。

前回の稽古で課題として出された詩の創作から、作品としての創作に移ります。

宿題としての詩の創作をしたわけですが、その詩に書かれている内容をシーンとして立ち上げます。

少し前に好きな場所や嫌いな場所を言って、その場所をみんなで立ち上げるというワークをしましたが、その類型としてのシーン作りです。

詩の内容に即して場所や登場人物を立ち上げます。

しかし一番大切なワークは、いかに詩を届けるか。

星組の発声では四つのフォーカスを練習します。

自分、相手、客席、劇場の外という四つ。

細見さん曰く、星組のみなさんは相手にむけてのフォーカスで演技をするのは得意とのこと。

今回の詩のワークでは客席フォーカスの演技に焦点をあてます。

胸を張って舞台に立つワークと言ってもいいかもしれません。

そのためにも詩を覚えてくださいと。

詩の書かれている紙を持ちながらだと、視線が下がって胸が張れなくなるので。

堂々とした立ち様を。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 15:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
会話劇とは会話することではなく。

10月5日 村上クラス 担当:梶川

 

脚本稽古を続けています。

ゆっくり丁寧に脚本世界に近づいています。

読み合わせから立ち稽古に進みました。

会話劇は難しいという声がみなさんから聞かれます。

または役柄同士の関係や背景がわからないと、どう話したらいいかわからないという声も。

演劇というと、何か大仰なもの趣深いものを表現せねばという印象があります。

確かに、目指すべきはそこにあるのかもしれません。

しれませんが、そこではないから一歩も進められないとなると本末転倒で。

まずは脚本に書かれているセリフをどうであれ発しさえすればいいくらいのことで。

セリフをどう言うかを決めて発した途端に、それは会話ではなくなってしまいます。

会話をする前にこの内容をこんな風なしゃべり方をしようと決めていることは稀です。

その場の自然な反応として会話は成り立ちます。

ポイントは「反応」です。

反応するためには、相手が必要で、つまりは影響や刺激を相手から受けて自分の中から言葉が生まれます。

会話劇の演技をするときに、本当に難しいところはセリフを発することではなく、セリフを発していないときに、どう舞台空間に参加しているか。

その感覚を得るために、脚本から離れて話を引っ張る人だけ脚本に寄りかかりながらしゃべっていき、周りの他の人はそのおしゃべりに対して自由に反応してしゃべっていくというワークもはさみました。

話すよりも聞くこと。

聞いていさえすれば話せます。

それは感情や役柄の背景にこだわらずとも可能です。

それに加味して以前にあった緊急性というのだけ脚本から読み取れば。

聞くということを焦らずゆっくり拘っていきましょう。

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 15:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
質問か解答か。

10月3日 銀宴 担当:梶川

 

脚本稽古を進めています。

シーンスタディと言うそうです。

さておき、今日はセリフの意味内容でやりとりするのではなく、音楽的にやり取りしていくための方法を模索します。

課題として、セリフが質問なのか解答なのかを分析します。

解答ならば反応なので、外にある何かのきっかけがないとそのセリフは出てきません。

質問だったり、独り言だったり自分の中での思いつきだったり、内側から出てくるセリフならば脚本上ではそこに書かれていたとしても、前のセリフにかぶせることも可能になります。

つまりかぶされるセリフと前のセリフの後に出るセリフの違いである種のリズムが生まれるのです。

音楽的で日常のやり取りに近いものを実現させたとして、その上で小道具として目の前にある湯呑でお茶を飲むという演出のニーズを実現する。

やり取りとしてセリフだけならリズムよくできますが、お茶を飲むという指定が入ることによって難しさが増します。

増しますが増したうえでできるだけリズミカルなやり取りに近づけるのが役者の頑張りどころです。

マルチタスクです。

お茶を飲まねばという緊張感が稽古場に走ります。

それ故かセリフのテンポも加速していきます。

ですがこのシーンでの会話は世間話でしかなく、なんなら話さなくてもいい程度のことですし、脱線することも許されているくらいに役柄たちはリラックスしています。

リラックスしたうえで会話を楽しみ、お茶を飲んでいるわけです。

まさに茶飲み話です。

というわけで、お茶を飲むことを目的にせず、かぶせるタイミングなんかはキープしたまま早口になりがちなスピード感を少し緩めて話していきます。

そうやって雰囲気を変えることで、自然とお茶に手がのばしやすい隙が余裕を持って見えてきました。

セリフの意味からやり取りそれ自体のリズムから脚本を立体化させるという発想は銀宴では重要ですね。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 15:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
もしも人生をやりなおせるなら

10月1日 星組 担当:梶川

 

約一か月ぶりの星組稽古です。

講師の細見さんは空いろの講師でもあり、そちらの公演が9月末だったので星組はお休みとなっていました。

というわけで久しぶりの稽古なわけですが、実は次回公演の日時も決まり少しずつ作品創作につながっていくのかしらという雰囲気です。

発声では一言を言って繰り返していますが、今日は一言ではなく問いかけをして、それをみんなで答えるということをしました。

みんなからの答えが同時に揃って出てくると劇的です。

ちょっとしたパフォーマンスに見えました。

そしてもうひとつ、間合いをはかるワークをして、今日のメインの稽古へ。

といっても、今日は大半の時間が国語の授業のようでした。

端的に説明するなら詩の創作をしました。

下記の詩を下敷きに自分なりの詩を作ります。

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Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 20:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
話題が変わる、リズムが変わる

926 銀宴 担当 土井

先週お渡しした台本で男性の役を変えて2組で稽古しました。現在いただいているものは全体の長さの三分の一程度です。

台本を手にすると自分の役だけに目が行きがちですが、作品全体を見渡しましょう。大きな場面があり、その1場面の中にまた、細かな区切があります。人の出はけで話題が変わり話が展開します。話題がどこで切り替わるかを把握します。

また、出はけはないけど話題が途切れる時があります。そこも区切り。今日はそこ、沈黙の時が来て皆がお茶に手を出す4ページ後半から7ページ前半までを丁寧に稽古しました。

お茶の温度や、その時の気温はどんな感じですか?

湯のみは大切な小道具です。それぞれがどんな風に湯呑みを扱うか?一斉に同じ動きをするのは、どうもおかしいものです。

 

台詞のメリハリの付け方を考えます。

聞かせたい言葉は何?流れを変えるために言葉をボールのように投げることによって話題が変わります。また、突然話題を振ることで会話のリズムがガラッと変わります。台詞も道具のひとつ。

 

ト書きの動きはどのタイミングか?台本の順番を追うと間延びして。台本が手から離れたら、動きながら台詞を言う事になります。今、字面では長く感じるところも本当は一瞬かもしれません。座る場所や台詞のキッカケを準備していると、単調でリズムのない芝居になってしまいます。

 

皆に言いたい事がある登場人物が、それを言うタイミングを考え構えているようです。字面には出てこないけれど、頭の中を占めている事があり、また、それを言うのを止めようとする相手もいます。

 

台詞が飛んだ時は、流れが途切れるのが一番いけない事と考えましょう。

流れを止めないように相手の台詞を飛ばしてもいいのです。相手を待つ丁寧さが足枷にならないよう

に。

そして、テンションは相関関係で上がっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 16:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
客席に開く身体

921 空いろ 担当 土井

午前中は男性の場面、午後は全員で今日は西部での最後の稽古です。

メリハリ、テンポをつける為の変更点がいくつかありました。

 

冒頭、電車から押されて出る感じが出にくい後列の人達だけで稽古します。満員電車に乗り込んだ丸山の身体の向きを変えると、絡みの乗客の存在が分かりやすくなりました。

椅子に座ったままの乗客、という設定も加わります。

早歩きは逆走する事でより混雑した慌ただしい感じが出てきました。

 

会社、台詞の無い部分で会社員達のちょっとした視線が追加されます。

1からラウンジの転換を効率よく変更。

ラウンジはもっともっと盛り上がるようにどこまでも行きましょうか。

2の「出」を印象づけます。格闘というか追っかけあいもよりリアルに。

途中下車の乗客にも設定が加わります。

 

特急列車の転換をよりスムーズに決めます。

ラストの動きとそれによる隊形がまた変更しました。どんどん、行きましょう!より良いものを目指して、本番まで試行錯誤です!「客席に開いた身体」を今回目指します。

 

1450分より通しを始め、16時7分に終わりました。

稽古後も自主稽古は続きます。月曜日も自主稽古をされるとのこと。体調管理よろしくです。

さあ、本番を思いきり楽しみましょう!

 

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 空いろ | 18:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
誰に話しているか。思い出す。小道具で物語る。

9月21日 銀宴 担当:梶川


村上さんがもどってこられました。

先週までの代講感想を共有しながら、アップのあとは早速脚本稽古です。

一度読み合わせをしたあと、今日は喋りかけている相手が誰なのかを確認しながら、なんなら脚本を持ちつつもその相手に視線を向けてセリフを言う練習です。

演技の基本のキといったところでしょうか。

相手にどう話しかけるかで、座っていても体が動き始めます。

また「思い出す」という行為がこの作品の持ち味だとされていて。

思い出すにバリエーションはありつつも、そこには内省の要素が含まれます。

つまりは相手に喋りかけるということの中に自分に語りかけるということも行われるということです。

例えばこの喋りかけの方向の切り替えが一つの面白みになります。

また小道具について、簡単なマイムを交えながら読み合わせようと。

村上さんは説明セリフで長く話さなければならないところで、具体的な小道具を出すことでセリフを短くしリアリティを生むようs執筆はされています。

であるならその小道具はしっかり客席見えるようにしなければならないし、説得力を持てるように扱うひつようがあります。

来週はお休みです。

その間に相手に喋る、思い出す、小道具ということをポイントに何度か脚本を読んでもらえればと。



Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 15:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
物語にポイントを打つ。

9月19日 銀宴 担当:梶川

 

田辺さんの公演があり一週お休みを挟んでの稽古になります。

前回は新聞を使ってのシーン創作でしたが、今週からは脚本を使っての稽古です。

おなじみです。

最初は読み合わせで物語の内容を確認して立ち稽古。

書かれた物語には話題の塊があると。

展開するポイントというか区切りというか。

例えば人の出入りがあると区切りがつきます。

立ち稽古をしながらその区切りを探っていきます。

要は脚本解釈の作業です。

銀宴は役者である前に演出家としての創作に入るのが特徴なのだなと再確認しています。

今日はまず紹介という感じで。

本格的な稽古は来週からかなと言う感じでした。

本番作品を作るような意気込みで創作していきましょう。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 14:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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