50歳以上の方限定のユニークな劇団活動を紹介します。現在は星組、銀宴、空いろの3劇団で活動しています。それぞれタイプの違う練習を行い、個性ある公演活動を行っています。
サブテキスト

2月15日 出町のおうち 担当:飯坂

 

まずはストレッチから。そして、発声練習を兼ねて、「気」を回します。

気が途切れないように、素早く回していきます。

今日は、円で回すだけでなく、だれに回してもいいというルールも追加しました。

より難しくなりました。まだまだレベルはあがるようです!

 

稽古にはいります。

今日はまず、村上さんの劇団で上演された脚本を抜粋したものが配られました。

「サブテキストを読み取る」ことをやってみます。

この公演はクラスのみんなが実際に観ているので、脚本のセリフがどんなふうに読まれていたのか、みんなが想像しやすいですね。

 

「瞳孔を見てよ」

「(瞳孔が)開いてるわ」

という掛け合いの間には、片方が瞳孔を見る動きをしているはずです。

実際に瞳孔を見る動きをしないと「開いてるわ」というセリフはいうことができません。

このように、脚本を読む段階で登場人物がどんな動きをしているのか、想像しながらやってみます。

 

今回の脚本に移ってやってみます。

その登場人物がどのような背景を背負っているのか考えながら脚本を読んでくださいと村上さんより。

たとえばカラオケの店員は早く仕事に戻りたいはずですし、カラオケに来ているその人はヒマなのかヒマではないのかで、セリフの読み方がだいぶ変わってきます。

ただ脚本に書かれているセリフを読むのではなく、登場人物全員にあるはずの背景を背負いながら読んでみましょう。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
一瞬で表現する

2月15日 空いろ 担当 土井

ウォーミングアップでは瞬時に相手に合わす、または逆のポーズを作ります。

発声練習では、「ずっと聞きたかったんですけど・・・」と始まる質問を相手に投げかけました。プライベートな質問にも皆さん正直に答えていらっしゃいます。

最後は久しぶりに、走って止まり声を遠くに飛ばします。

 

今日も引き続き「万引き」シリーズです。

ウォームアップ に2人で「ワンポーズ」を。それぞれ何歳くらい?どこで何をしている人達?ふたりの人間関係は?それらをポーズだけで表現します。

 

お店ならばどんなレベルのお店でどんな客ですか?

 

カップル…恋人達か夫婦の違いは?

 

孫とおばあちゃん、身長差をどうつけましょう?10歳くらいなら逆かも?

 

先生と生徒の距離の取り方を考えましょう。小道具の位置や使い方でも雰囲気が随分違います。

 

さて「万引き」の続き。

万引きして捕まった瞬間にアナウンスが流れます。

「2019年◯月◯日◯時、Aさん◯歳が◯で◯を盗み捕まりました。警察でAさんは「私はただ◯がほしかっただけ」と話しました。そして◯年後。」

◯年後はもう万引きしなくていい状態に変化しています。あの時欠落していたものは?そして今得たものは?環境、心情の変化をドラマにし最後にまたストップモーション。

立ち直るキッカケになったキーパーソンとの対話を作ってみるとよりストーリーがしっかりとしてくる事でしょう。

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 空いろ | 15:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
曲の感覚

2月8日 出町のおうち 担当:飯坂

 

今日はまとまった台本がきましたので、村上さんより配役を発表していただき、みんなで読んでみます。

配役はまだ変わる可能性があるということですが、役が決まるとワクワクしますね。

 

一通り読んだ後、劇中で使う音楽に違和感がないか、村上さんがみんなに聞きます。

村上さん自身、しっくりきていない曲もあるそうです。

「現代だと、エグザイルを聞いてるとチャラい、みたいな感じあると思うんですけど、みなさんの世代だとそういうアーティストは誰になりますか?」というような質問がありました。

いろんな質問が出ますが、実際にカラオケに行ってみないとわからない!という結論になりました。

今度みんなでリサーチに行くそうです。

曲を聞くのと、カラオケで実際に曲を入れて歌うのは、ちょっと違いますよね。

ジュリーを聞いている人と、ジュリーの曲をカラオケで歌う人は違う、ということのようです。

 

また、「アプリ」がシニア世代に通じるか?ということも話し合いました。

マッチング、承認する、アプリを開く…というような現代ならではの言葉を、お客さんがなんのことかまったく理解していないというな状況は避けたいそうです。

しかし説明言葉すぎても不自然なのでわかりやすく最低限伝える言葉を模索中とのことです。

 

ちょっと未来のお話です。

どんな風になるのか、とても楽しみですね。

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 14:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
人間関係が鍵

2月8日 空いろ 担当:土井


発声練習では「頼み事」を相手に掛けます。頼む方のキャラクターは徐々に強くなります。
来年度の町内会長をお願いする、マスクをしてもらうなど季節感のある頼み事から、嫁はん殺してくれという物騒なものまでありました。

万引きシリーズのウォーミングアップに、5人対5人で向かい合い、「犯人探し」と「自分を思う人探し」をしました。気の飛ばし合いですが、直ぐにわかってしまうのも、全くわからないのも困ったものですね。どの程度がいいのでしょうか?好きだという事を悟られたくない、悟られたい、などと実生活でもあり得る話です。

さて万引きシリーズ。
主人公の心情は周囲の人との関係で、追い詰められていきます。万引きに至る心情とそして捕まった時の心情を表現します。捕まったのちのストップモーションを。
更に追い詰められることで、観客が万引きをする主人公に共感できる心情の流れを表したいのです。
今回の3作品は女の人生シリーズとなりました。
不誠実な同棲相手に翻弄され、仲のいいカップルを見てアクセサリーを盗る、
子供が望めない事を宣言され、よその子供を見ながらベビー用品を盗る、
育児が出来ない母親が惣菜を盗る、
年代や性別による問題意識が出ますね。
何を欲しているか?
先週、この「続き」を考えてくるという宿題が出ています。
万引きの何年か後、2度と万引きしない状況になっています。最後はまたストップモーションで。
万引きをした頃に欠落していたものは、欲していたものは何だったのでしょうか?得たものは何だったのでしょうか?
立ち直るキッカケの場面を作れば見る側により分かりやすくなる事でしょう。

 

 

 

 


 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 空いろ | 16:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
動きから即興でシーンを作る。

2月6日 銀宴 担当:梶川

 

二週のお休みを挟んで久しぶりの稽古です。

前回に引き続き、行動の書かれた紙を引いての即興です。

全員での即興をやってみて、少し混乱したので2チームに分かれて再度。

なんとなくシーンの骨格が見てて来たところで田辺さんからのアドバイスが入ります。

同じメンバーで同じ行動で、事前に打ち合わせをしてから演じてみます。

打ち合わせでは、それぞれのキャラクターの関係を整理されていきます。

痴呆役を演じる女優と監督のシーンとホームレスが星になるシーンができました。

即興を積み重ねてできたシーンですが、なかなか見ごたえがありました。

脚本芝居をメインに本番の創作を進める銀宴にとって、即興でシーンを創作できたというのはとても重要なことに感じました。

これが来週どう発展するか楽しみです。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 19:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
初通し。

2月4日 星組 担当:梶川

今日はシーンを抜いての稽古となりました。

食堂、七夕、車。

盛り上がりのあるシーンを選んでの稽古でした。

つまりはテンションをあげて、エネルギーを迸らせる必要があります。

いつもより熱があって、小休憩多めでした。

金曜日に自主練習をしているわけですが、そこで変わった段取りも改めて人間座で試しなおされます。

だんだんと脚本を離して舞台に立たれる役者さんも増えてきました。

あらかた気になる個所を抜き稽古であたりまして、残り時間で通し稽古をしました。

初通しでしたが、積み重ねてきた時間から、かなりの質が保障されていました。

ここからどこまで創作していけるのか楽しみでなりません。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 20:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
本番脚本と対話。

2月1日 出町のおうち 担当:梶川

劇団名が決まりまして、次回公演は6月頭になります。

ので、そろそろ脚本執筆が始まります。

仮タイトルは「トモカラ」。

カラオケを舞台にしたお話です。

アプリやら通信制限やらイエローモンキーの「バラ色の日々」や大事マンブラザーズや。

シニア劇団ですが、出てくる言葉は年代に合いません。

つまりは少し未来の話、村上さんがシニアになる頃のことを想像して描かれる物語です。

時代は地続きで進んでいきます。

村上さんが役者さんと対話しながら、それを受けとめ、自分の価値観とすり合わせて未来を描きます。

大事なことは討論でなく対話であるということ。

討論は意見を戦わせて答えをどれかのひとつに決めることです。

対して対話とはそれぞれの意見を出し合って、互いにただ寄り添い新たな答えの可能性を見つける。

答えに対する姿勢として、答えを一つとするのではなく、無数に答えがありアイデアを反応させあうことで新たな発見から答えを導く。

出町のおうちではよく話し合いがされますが、それは答えを求めているわけではなく、思ったことを出し合って面白がっているのです。

まさに対話なのだなと感じます。

初めての本番脚本に関しても対話がなされてアイデアが出てきました。

これからコンスタントに脚本が追加されていきます。

どんな作品になるか楽しみです。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 20:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
しあわせについて。

1月28日 星組 担当:梶川

本番稽古を続けています。

脚本の変更はないので、主に最初からシーンごとにとめながら段取りを決めていきます。

作品で描かれている、強い願いをどう具現化するのかを試していきます。

老いや痴呆や死といった問題が目の前に迫ってくるとして、いかに願いを持ち続けるか。

しあわせであり続けるにはどうしたらいいか。

しあわせを追求するにあたって、方向が二種類あるそうです。

お金や名声といった地位財と健康や自由、愛情といった非地位財。

物質的に豊かになっていった高度経済成長期に、幸福の一つの指針となる国民生活満足度は実は横ばいでした。

つまり、物質的な豊かさにつながる地位財に向かう幸福追求は本質的な幸福にはつながらないということです。

地位財の幸福と非地位財の幸福とでは何が違うのか。

言い換えるなら地位財とは快楽、非地位財とは幸福となります。

快楽は短期的ですが、幸福は長期にわたります。

今回の作品では老人ホームに入った高齢者にフォーカスしてお話が進みます。

老人ホームに入ることが不幸せにつながるとは一概に言えませんが、老化により健康は損なわれ、住むところも何をするか、何を食べるかも決めることができず自由を奪われ、愛情は・・・。

さて、物語の登場品物はしあわせになれるでしょうか。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 20:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
もう一段階上の追い詰められた心情

2月1日 空いろ 担当 土井

ストレッチで肩の力を抜くために、両腕を反対方向に回したり、ガクンと肩を落としたり。「脱力できる」という事も大切な事だと思います。

 

今日は「相手に質問を投げかける」というテーマで発声練習を。

冬にちなんだ言葉から、「女の人に泣かされたことはありますか?」という男同士の質問もありました。

 

「心情の変化を表現する」ワークのウォーミングアップに今日はふたりで「〇〇感のワンポーズ 」を取ります。躍動感、緊張感、嫌悪感、安心感、虚無感、今日は其々の○○感の「空気」が伝わったのか、全問正解です。

 

さて、万引きシリーズ。万引きをせざるを得なくなる心情・・・感情にも段階があり、万引きに至ってしまった、もう一段階上の追い詰められた心情をしっかりと表現したいものです。

捕まった時をストップモーションで決めます。

 

居場所がスマホの中にしかない高校生、業務に疲れ万引きをしてしまう万引きGメン、孫に愛想を尽かされるジィジ、というキャラクターが生まれました。万引きGメンは3人を逮捕しますが、その3様の手口もよく研究されていました。

高校生の家の中での居場所のなさ、やり手Gメンの背後にあるもの、孫が来るまでのジィジの生活環境・・・と、ドラマが始まる前に既に存在している役の人生(状況)を想像することで、最初からアクションが心情とからみ、人物が一貫したキャラクターになります。そして観客を納得させる事ができます。

次週は今まで作った話の「その後」を創作しましょう。

何年後か、もう彼(彼女)は万引きをしなくていい状況にいます。環境はどう変わり

、心の様子はどうなったでしょうか?

 

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 空いろ | 16:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
サブテキストを考えながら脚本を書いてみる。

1月25日 出町のおうち 担当:梶川

 

本番を終えられての年明け初めての村上さんのワークです。

今日はサブテキストについての最後のワークとなりました。

サブテキストとは何かを再度確認し、「あと電車、何分でつきますか?」というセリフを以下のように条件を変えて演じてみるということをしました。

友人と試験を受けに行くために電車に乗っているという前提で、おなかが以下のように痛い。

1痛いかなくらい2少し痛い3痛い4かなり痛い5今すぐ病院に行きたいくらい痛い。

数字の書かれているカードを引いて演じてみて、あとで答え合わせ。

同じセリフでも条件(つまりはサブテキスト)が違うと演技も変わってくる。

では、そのことを踏まえてこれまで使っていた脚本の冒頭をセリフを書いてみます。

つまりは脚本家もある種の思惑やサブテキストを想定して執筆はしているのです。

ではそのサブテキストを持って書いた脚本を実際に演出や役者で演じるときにどういうことになるか。

みなさんが書いたセリフを発表しつつ思惑を聞き、一つに決めて実際に演じることにしました。

書いた時の思惑とは別のアイデアも生まれて、なるほどこうやって創作が行われるのかと。

脚本家は自分の中にある1を10にして作品を執筆するわけですが、そこから100にも1000にもしていくのが演出や役者、もしくは他のスタッフさんも含めた全員の力かもしれません。

というわけで、来週からは6月の公演に向けての稽古が始まります。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 村上クラス | 19:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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