50歳以上の方限定のユニークな劇団活動を紹介します。現在は星組と水組の2組に分かれて活動しています。それぞれタイプの違う練習を行い、個性ある公演活動を行っています。
キャラクターを観客に伝える

6月23日 空いろ 担当 土井 

発声練習ではエアコンが故障していたという方がお二人も。暑い日が続いています。

 

さて今日は商店街の場面から。より活き活きとした商店街の様子を出すため、人の動きを変更し、出入りも増えました。其々の買物客のキャラクターが観客にわかるように動きましょう。買い物の内容やその日の気分など、考えて動いてみましょう。普段の生活で買い物に行く時、この場面を思い出す事と思います。

勝代は思っていることを口にします。そこには(本当は私は間違っている?私はひどい嫁?)といった後ろめたさはなく、あっけらかんとした明るさで言いたいことを言います。

 

 

英治郎の妄想から、事故、病院の場面までを。家族の乱闘が迫力を増しました。動きが激しく複雑になっています。ちゃんと段取りを間違えずに、それでいて自然に感情が爆発している様子を出すのは難しいと思います。病院の場面3頁が改訂されました。映画のように切り取られたショットが印象的です。台詞のないのは却って難しいかもしれません。流れを掴んで下さい。

 

 

 

そして恒例?の華やかな老人会の場面です。音楽とともに舞台に走り出る8人の老人達。それまでの重い空気が一転します。ダンスの振りを合わせるところと、ラストのポーズを「キレよく」合わせられたら、とてもかっこいいですね。そして、一瞬の振りが「アイドル」風で非常に可愛くなりました!いや、びっくり!

このように多くの人が舞台に出て動いている中でタイミングを掴んで台詞を言い、その台詞を観客に届ける練習はひとりではできません。ここは本当に何度も稽古したいものです。この老人会でも、商店街の買物客と同じようにそれぞれの老人のキャラクターがありますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 空いろ | 19:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
名状しがたい何かを。

6月21日 銀宴 担当:梶川

照明スタッフが来られての通しとなりました。

この段階では演技がどうかではなく、照明を考える上で動きや立ち位置がどうなっているのかを重点的に確認していきます。

役者としてはいつもは区切りながら稽古をしていくわけですが、それを止めずに流していくとどうなるのか。

また自分が舞台にいないシーンがどうなっていて、それを繋げて次のシーンに引き継いでいくのか、そんんなことを確認していきます。

さておきシーン4の屋上シーンは全員が登場するのですが、稽古はまだ一度しかしたことがないわけで。

それでもなんとか最後まで通すことができました。

田辺さんからの総評として、これまでの作品と今回の作品の違いから求められる演技について語られました。

これまでのブログでも何度か書きましたが、今回の作品では事件というものが起きません。

言うならば描かれている時間の前にあった同窓会であるとか、この後墓参りであるとか、もっと言えばOGたちの学生時代こそが事件だったのでしょう。

それを越えて終わりゆく情景の中に身を置いた時にふっと湧き上がる名状しがたい何かを表現することにこそ注力せねばなりません。

端的な表現としては、役柄よりも終わっていくその場所が見えてきたい。

現段階は台詞や会話のやりとり、段取りに対して注力しているためどうしたって役柄が見えてきます。

台詞を言うこと、段取通り動くこと、こんな演技をしよう、これらは全て事前に用意された頭で考えたものになります。

そこからいかに頭でない演技にしていくか、繰り返しての慣れの話もありますが。

まずはこうしようというプランは舞台に立った時に捨てる事かもしれません。

実際思ったように相手の演技が行われるとは限らないわけで、その瞬間にリアクションして演技を進めて行かなければなりません。

こうしようという予定調和が前に出過ぎて不協和音を起こしている、そんな印象を受けるシーンもありました。

アクションの演技からリアクションの演技へ。

さらに前へ演技を進めて行きましょう。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 16:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
執着をはっきりと示す

6月19日(月)星組 久保田

 

今日はあまり皆さんに馴染みのない発声練習から。

「あいうえお・いうえおあ・うえおあい・えおあいう・おあいうえ」式の発声練習は、

慣れてくると迷わずひとつづきに言えるようになります。

 

ワークでは、「何かを取り合っている、あるいは何かを失いかけている」様子を、

セリフ無しで場所と状況が伝わるように演じました。

 

「手放すことを決めたとき」課題発表の続き。

シーン1で対象への執着をはっきり示しておくと、それを手放すことが際立ちます。

今回発表された方は、皆さん何かを手放した結果にハッピーエンドがあって、安心して見られました。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | - | 20:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
想像する事は沢山あって

6月16日 空いろ 担当 土井

発声練習では、はじめに声を出す人を中心に皆が声を届けます。

今回の公演の背景となる「植物」についての言葉が出るのは、嬉しい事です。

作品の中で大きな位置を占める泰山木(たいざんぼく)を見た方もいらっしゃいました。

今がシーズンなんですね、一度見に行きたいものです。

 

 

賑やかな老人会の場面に、少し変更がありました。まずはこの場面より。

直前の情景を残したまま、突然「老人会」へと舞台が移行します。それまでの空気を突然変えるのは、登場してくる人達のパワーです。台本の流れの中でここはちょっと異質かもしれません。

皆の興味の的、エネルギーの行き先、視線の先は栄次郎です。まずは皆が栄次郎を老人会に引き込む気持ちになる事です。合わせる部分は徐々に上手くなって行くと思います。勝手に踊る部分は自分がどんな風に踊るか考えておくと、もっと動けるかも。

 

その後シーン12までどんどん稽古が進み、休憩後、最初の場面からシーン2のお通夜が終わるまでを稽古しました。

 

 

商店街の場面では、買い物客として順に6名が登場しますが、二人組の方はそれがどんな関係か、そして皆さん何を買いに行くか、など自分で想像してきて下さい。お買い物のバッグを用意したり、買った物が大きいか小さいか重いか軽いかなども自由に。下手に商店街があるという設定です。

 

皆さん早々と台詞を入れていらっしゃいます。また、お通夜の場面ではご近所さん同士で、お台所の作りやメニューも考えて来られました。

こうしてみると、作品のあちこちに自分で想像する事がいろいろと有る事に気がつきます。

想像し、動き、先生に見て頂きましょう。それはちょっとおかしい、という事になれば、また考えます。どんどん想像しましょう!

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 空いろ | 18:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
動きを探す。
6月14日 銀宴 担当:梶川

来週が通しということもあり、とにかくも演技もさることながら動きや立ち位置など段取りを優先で稽古していきました。
動きを作ることを優先する。
そうでなくても田辺さんの演出は動きの提案で作っていくという特徴があるように思います。
感情やキャラクターの性格ということを創作の場において議論しないということをよく言われているように感じます。
感情や性格は頭で考えて筋の通ることではありません。
故に事前にそのことを考え用意したところで仕方ありません。
ならば動きといった目に見て理解し合えることで創作していくことが健全に思えます。
感情は反射の反応だと思います。
ならば反射の反応としてどう動くかということを決めていくことが感情表現に至る近道だと思われます。
稽古場でなんとなくシーンがうまくいってないとなった時、田辺さんは新たな動きの段取りを追加していかれます。
その動きによって確かにシーンが向上していくのです。
動きを探す。
ためにはそのシーンがどうなれば面白くなるかが見えている必要があり。
それが見えないならば総当たりになっていくのでしょう。
とにかく動いてみれば、ということでしょうか。
Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 14:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
捨てた後どうなるか。

6月12日 星組 担当:梶川

 

先週より新しいテーマでの創作が始まりました。

タイトルは「手放すことを決めたとき」。

課題テキストとしてはシーン1とシーン2にわかれています。

1人(B)が舞台にいてもう一人(A)が入って来て何かを探します。

AはBに探しているものを知らないかと聞き、Bが知らないということで言い争いになります。

探し物はみつかりますが、Aが探し物を手放そうと決める出来事が起きます。

シーン2ではその後Aがどうなったかを示します。

ポイントとして、捨てることを決めるために探しているということをしっかり創作するのが大切である。
4人チームで作品をつくるので、脚本では2人だが場所を表すために多人数であることを活かす。
総評としてシーン2として数年後にAがどうなったかをしっかり作ると面白そうということでした。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 17:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
はちきれる老人達

6月9日 空いろ 担当:土井

今日は人間座で稽古が出来る日。

12時半頃から美術のバックスクリーンを作り始め、

ウォーミングアップが始まったのは13時半近くとなりました。

具体的に舞台の様子がわかって来たのは、何よりです。

次に人間座で練習できるのはずっと先になりそうなので、

今日のイメージをよく覚えていたいものです。

 

ラストのシーンが変更しました。

シーン14の終わりから15、16が、シーン15にまとめられました。

台本を手にまずこの部分を立ち稽古です。

ラストには全員が様々に登場します。

普段とは違った心の状態になり、晴れやかで楽しいラストになりそうですよ。

 

 

次に老人会のシーンを練習。

ここでははち切れるように老人達は登場します。

思い切ってやっちゃえ!

 

キッチンの設定をご近所メンバーで考えて来られました。

どこに何があるか設定すると、動きもリアルになります。

 

 

最初(冒頭シーンはまだです)からシーン6までを時々止めながら稽古。

家の中での何気ない会話ですが、観客に聞こえる事を意識して下さい。

反対に声を張るところでは、反響して聞きとりにくいという場面もありました。

いろいろなキャラクターがありますが、基本「明るさ」を持って演じましょう。

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 空いろ | 17:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
自意識について。

6月7日 銀宴 担当:梶川

急遽ですが再来週21日に通しをすることとなりました。
というわけで取り急ぎ段取りを決めていくことに。
休憩時間に田辺さんへの質問が集中し、そのまま質問タイムへ。

脚本には書かれていないことがたくさんあります。

どのような表現にするかの可能性は数多にあります。

その中でどれを選ぶのかは演出家にも、その役柄を演じる役者にも、相手をしている役者にも対等に与えられています。

少しだけよくわかっているのは脚本家かもしれませんが、言葉を紡ぐこととそれを舞台に立ち上げることは別のスキルになるので、そういう意味では脚本家さえも対等なところにいます。

創作の現場では対等であることがまず前提になると思うのです。

質問からある答えを導くことになり、決定が田辺さんに委ねられているようでそこにも共同作業があると思います。

なぜ対等であることにこんなにこだわるのか、それはきっと自意識の問題があるからだと思います。

自意識もしくは自己顕示簡単に言うならば「自分勝手」ということですが、自意識というものが見えれば見えるほど表現は興ざめなものに感じられるように思います。

日常生活においても自分勝手な行動は敬遠されることが多いのではないでしょうか。

誤魔化しのきかない舞台上ではなおのことです。

例えばこの質問タイムが自分勝手にならないための通過儀礼ではないかと思うのです。

他人に意見を聞き入れるというそのことにより、自分勝手さを回避することにつながります。

自意識をどう扱うか、良い声が出ようとキレよく動けようと大したことなくて、役者さんに求められるのはまずこのことではないかと考えます。

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 銀宴 | 15:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
リアクションに現れる関係性

6月5日(月)星組 久保田

 

今日は「愛が生まれる時」課題発表の続きです。

お休みの方もおられたので人数の都合上、「場所を強化する」役割の1人を入れて4人チームで発表するところがありました。

今回の発表では、すべてギスギスした関係(愛のない状態)から本来の姿、昔の姿(愛のある状態)に回帰する形で「愛が生まれる時」を表現していて、前回に引き続き面白い一致が発生していました。

 

 

次にやったワークでは、一見プレーンな以下の会話を、Aが何らかの感情をBに持った状態で行います。

 

(2人、道で出会う)

A「こんにちは」

B「どうも」

A「お久しぶりです。お元気でしたか?」

B「ええ、まあ、なんとかやってます」

A「そうですか。じゃあ、また」

B「どうも」

(2人、すれ違って去っていく)

 

AがBに対して抱いていたのは憎悪、尊敬、恋愛感情、軽蔑、感謝、など様々でしたが、

相手を見つけたときの反応や、すれ違った後の歩き方、言葉の端々から漂う空気で皆さん見事に表現されていました。

 

 

今日最後に出された課題は、「ある場所で、ある物や人を探している人達が、どんな関係性で、どんな物や人を見つけたのか」を

セリフ無しで表現することでした。

発表は次回。またこれは、次の課題テキストのタイトル「手放すことを決める時」につながる宿題です。

必死で探すほど大事なものを手放すことを決める時、一体その人に何が起こっているのでしょうか。

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | シニア劇団星組 | 18:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
場面を想像し、作り上げて行く

6月2日 空いろ 担当 土井

公演会場の人間座は舞台の幅が広いので、会議室1を横長に使っての稽古です。稽古時間も3時間に伸びました。

 

まず、発声練習、今日は草木に関した「ひとこと」を言う事になりました。

今回の作品では、花が咲いたり散ったりする事で季節の移ろい、時間の経過を感じさせている、ということを思い起こしました。

 

 

今日の稽古は老人会の場面から。

老人たちが踊って英治郎を勧誘します。賑やかで楽しい場面です。稽古ですが音楽に乗って身体を動かす事は実に楽しいと思います。老人だからといって遠慮?して踊るのではなく、思い切りはじけましょう!

 

その後、家・夜の場面の終わりから、病院、商店街へと舞台は移ります。といっても舞台装置が変わるのではなく、医者を演じる人間が病院を、買い物に行く人間が商店街を演じることで病院や商店街を作り出します。

商店街では買い物客が登場する場面が追加されました。買い物かごを持つ、2人で出てくる人はその関係や会話を考えて下さい。ウメさんのお嫁さん、勝代さんもある「実」を持つことになり、それに沿った勝代と順子の台詞を考えることになりました。

その後、英治郎の幻想に合わせて、音楽とともに激しい場面となっていきます。

 

その後、はじめのお通夜の場面を稽古することも出来ました。

常に何人もが登場します。出入りの場所、タイミング、都度覚えていきましょう。

何役かを演じる方も多いので、それぞれの人物像を自分で設定します。

想像の翼を膨らまし(どこかで聞いた台詞!)場面を作って行きましょう!

 

 

 

 

 

Posted by : アトリエ劇研シニア劇団 | 空いろ | 19:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
TOP